踊る大捜査線の青島巡査部長がもし臨床皮膚科医だったら
「事件は“試験管内”で起きてるんじゃない、“皮膚”で起きてるんだ!」
と叫ぶかもしれない・・・ 皮膚という現場に残された“遺留品”から犯人像を絞り込み、犯人逮捕に結びつきそうな数多くの有力情報およびプロファイリングを駆使し、レインボーブリッジならぬ「痒み」を封鎖せよ!
湾岸署 はぐれ巡査部長
2008/04/23 メラトニンの経口投与による成犬の性ホルモン、プロラクチンと甲状腺ホルモン濃度への影響
2008/04/15 掻痒症の犬の食物有害反応診断における家庭食と鶏肉加水分解食を使った症例
2008/04/08 毛サイクル停止のポメラニアンへのメラトニン補完に対するエストロジェン受容体の評価
vol.2 「犬のスキンケア」と「厚化粧のメイク落とし」との意外な関係とは?
vol.3 ペットを飼っていると、子供がアレルギーになりやすい?
細分化された人医療とは異なり、獣医師はジェネラリストとしての資質が要求され、人でいう眼科、歯科、産婦人科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、呼吸器内科、整形外科などの全般的な知識が必要となります。
日進月歩で進歩するこれらすべての分野の獣医学知識を生涯アップデートし続けることは不可能に近い状況です。そこで我々はこれらの病気の中でも特に多い皮膚疾患にピントを絞り、より効果的な治療を模索し続けることにより地域の皆様に特化した獣医療を還元できればと考えております。
国民の約3割がアトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息などのアレルギー性疾患を持っているといわれており、肉体的及び精神的苦痛を余儀なくされている実情があります。日々臨床の現場で働いていても痛切に実感しますが、犬のアレルギー性皮膚炎も確実に増加している傾向が見られます。 周知の通り、犬のアトピー性皮膚炎も"完治"する病気ではないため、ボクシングに例えるとフック・ボディー・アッパーそして右ストレートといったあらゆる治療のコンビネーションを駆使し、高いQOL(生活の質)の維持を目的に継続治療が必要となります。
一生に一度しか診察することのない希少な皮膚疾患や教科書の最後のページに数行だけ記載されているような皮膚病に特化するのではなく、皮膚疾患の中でも特に多い3大疾患であるアレルギー性皮膚炎と角化症と感染症にターゲットを絞り込むことにより、より効率的に情報収集を行い、これらの疾患で悩んでいる近隣のペットオーナーとその"お子さん"の方へ還元することがホーム"スキン"ドクターとしての使命であり、獣医師として社会貢献に繋がると確信しております。