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ABCB1-1デルタ(MDR1-1 Δ)遺伝子型は全身性毛包虫症に対してミルベマイシンオキシムで治療した犬における副作用と関連する

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全身性毛包虫症と診断した22頭の犬は、これまでの治療に対する乏しい反応あるいはイベルメクチン中毒が起こりやすいと知られている犬種だったため、ミルベマイシンオキシム(MO)で治療した。22頭中15頭は牧畜犬だった。ミルベマイシンオキシムの経口投与量は1.0-2.2 mg/kg/dayだった。それぞれの犬のABCB1遺伝子型を決定するために頬のスワブ検体を採取した。飼い主と/あるいは獣医師によって薬物による副作用を記録した。
ABCB1-1Δ遺伝子型はミルベマイシンオキシムで治療した後に、副作用(神経学的毒性)の発生と有意に関連があった。野生型のABCB1対立遺伝子をもった19頭中1頭も副作用がなかった。しかしABCB1-1Δの変異のホモ接合型の2頭の犬は運動失調を発症した。ミルベマイシンオキシム投与に先立って、ABCB1-1Δ遺伝子型の評価は、これらの患者において神経学的毒性を防ぐかもしれない。

ABCB1-1 Delta (MDR1-1 Delta) genotype is associated with adverse reactions in dogs treated with milbemycin oxime for generalized demodicosis.
Vet Dermatol. 2009 Apr;20(2):111-4. Epub 2008 Dec 18.
Barbet JL, Snook T, Gay JM, Mealey KL.



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