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飼い方

応急処置 やけどをしたときの応急手当【飼い方】

ペットがやけどする危険はさまざまなところに潜んでいますが、特に冬のこの時期は暖房器具によるやけどがよく見られます。ペットは全身に毛が生えているので、なかなか皮膚の変化には気がつきにくいかもしれませんが、なるべくやけどをさせないように、もしやけどを負った場合にはなるべく早く処置してあげることが大切です。


★やけどを負う状況★

ペットがやけどを負う危険はさまざまなところに潜んでいます。

・ストーブやヒーターなどの暖房器具、スチーム式加湿器、アイロン、炊飯器、電気ジャーなど本体が熱くなるものや熱い蒸気が出るものに触ってしまった、近づきすぎてしまった。
・台所で熱いてんぷら油や熱湯に触れてしまった。
・使用中のガスレンジ台に飛び乗ってしまった。
・沸かしている最中のお風呂に落ちてしまった。
・携帯カイロやペットヒーターに長時間直接触れて低温やけどを負ってしまった。
・シャンプーをした後一ヶ所にドライヤーを使いすぎた。

など多くの原因が考えられます。しかし、これらは飼い主が注意してあげることで防ぐことができるものがほとんどです。まずは、ペットに危険なものはなるべく近くで使わないようにし、ペットがどこにいて何をしているのか常に注意してあげましょう。



★やけどは怖い事故★

やけどはその程度によって大きく3段階に分けることができます。
1度:皮膚に赤みが出る程度
2度:皮膚に水疱が出来る程度
3度:皮膚の下の筋肉近くまで組織が死んでしまい、黒いカサブタが出来る程度
3度のやけどを負ってしまうと完治するのにとても時間がかかり、また治っても皮膚が引きつれたようになって毛が生えることはありません。
また、やけどをした皮膚は細菌感染をおこしやすく、やけどを負った数日後に敗血症で命に危険が及ぶ場合もあります。




★やけどをしてしまった時の応急手当★

もし、やけどをしてしまったらまず冷水でよく冷やしましょう。直接冷水シャワーをかけ続けたり、水桶に患部を浸してしっかり熱を取るようにしましょう。
また、やけど部分の皮膚には触らないようにしましょう。市販の軟膏や油類なども自己判断でつけてはいけません。ペットが自分で患部を舐めてしまうと皮膚の状態を悪化させ、雑菌が患部に入り込んでしまうため、なるべく舐めさせないように、できればエリザベスカラーのようなものを装着しておきましょう。


★動物病院へ連れて行くときは★

なるべく患部に触れないように、なおかつ患部が汚れないようにしながら、急いで動物病院に連れて行きましょう。
もし皮膚が破れているような場合には、滅菌してあるガーゼをそっとあてて、汚れがつかないようにできればいいのですが、この時ガーゼで皮膚をこすってしまわないようにくれぐれも気をつけましょう。






ペットは全身に毛が生えているため、やけどになったかどうか分かりにくいかもしれません。しかし、数日後に毛が大量に抜けたり皮膚がじゅくじゅくしたりといった症状が出ることもあるため、何かやけどしそうな事故にあったら動物病院で一度診てもらうようにしましょう。

キーワード

火傷 応急処置