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飼い方

長寿の秘けつ 〜いつまでも一緒に暮らすために〜【飼い方 】

ちょっと調べてみたところ、これまでもっとも長寿だったワンちゃんは29歳、猫ちゃんはなんと34歳だそうです。ここまで長生きさせるのはなかなか難しいことかもしれませんが、誰しもペットには少しでも長く一緒にいて欲しいと思っていますよね。
そこで今回はペットを長生きさせる秘けつについてお話をしていきましょう。



★長寿の秘けつ:その1 感染症を予防する★

長生きをさせるためにはまず病気にしないことが大切ですよね。でも、病気にかからないようにするにすることなんて実際にできるのでしょうか。病気の種類にもよりますが、感染症(ウイルスや細菌が原因となってペット同士に広がる病気)であれば、ある程度の予防をすることは可能です。
感染症を予防するのに一番確実な方法が「ワクチンを打つこと」です。ワクチンは本来かかってしまうと治すことが難しく、命を奪われてしまうこともある恐ろしい感染症に対して、感染しても病気にならないようにするために作られています。たとえば、犬パルボ感染症は、パルボウイルスという病原体が体内に入ることによって激しい下痢や嘔吐をひきおこし、体力のない子犬などは高い確率で死に至る病気ですが、このワクチンを打つことによって今では多くのワンちゃんが天寿を全うすることができるようになっているのです。
そのほかにも、感染症を予防する方法としては、
・身の回りを常に清潔にしておく。敷布などはこまめに洗って日光消毒し、食器類は必ずその都度よく洗ってから使用する。トイレやペットシーツは常にきれいにしておく。
・お散歩のときなどで他のペットの排泄物にはなるべく触れさせない
・ドッグラン、ペットホテルなどたくさんのペットが集まる場所は、衛生管理の行き届いた清潔な場所を選ぶ。
などに気をつけると良いでしょう。



★長寿の秘けつ:その2 事故に遭遇させない★

交通事故による死亡率が高いのは人もペットも同じです。特に猫は自由に外へ遊びに行かせている方も多いので、交通事故に遭う確率も高いようです。ですから猫の場合、完全室内飼いにする、というのも大切な長寿の秘けつです。「家の中だけだと狭くてかわいそう」と思われるかもしれませんが、避妊去勢手術を行った猫であればそれほど広い縄張りは必要とせず、運動も室内で適度に行うため、外でびくびくしているよりも、室内で安全な場所を確保してあげるほうが、猫にとってはありがたいことだといえるでしょう。
しかし、家の中でも時々命を左右する事故がおきることがあり、
・ベランダや風呂場など危険な場所への戸締りは常に気をつけるようにする。
・口にすると中毒を起こす恐れのある植物を飾らない。
・電気コードは齧られないようにカバーを取り付けるか、敷物の下や壁際に沿わせて設置する。
などを行うようにしましょう。


★長寿の秘けつ:その3 バランスの取れた食事を心がける★

人のご長寿の方の話を聞くと、食べ物に気をつけていらっしゃる方がとても多いようです。栄養と健康が密接につながりを持っているのは人もペットも同じです。そのときそのときに必要な栄養を過不足なく摂ることが長寿につながります。ただし、人とペットが違うのは、人は自分で足りないと思ったものを補うことが出来ますが、ペットは人があたえてくれた物しか食べることが出来ません。飼い主さんが毎回ペットの状態や年齢、季節に合わせて食べ物を用意してあげることが大切です。
ペットに食べ物を欲しがるだけ与えることが愛情だと勘違いしている方がたくさんいらっしゃるようですが、余分なおやつや味の濃い人の食べ物が実はペットの寿命を縮めていることをよく覚えておきましょう。



★長寿の秘けつ:その4 ストレスのない、楽しい毎日★

「ペットなんて、日ごろ何にも考えていないんじゃないの? ストレスなんて感じているのかしら?」と思われた方はペットのことをまだまだ理解していませんね。ペットは常に飼い主さんに気を配り、自分を取り巻く環境にとても敏感です。ペットが神経をすり減らすことなく、ゆったりと過ごすためにはまず、飼い主である私たちが平穏に過ごしているということが前提になっています。平和な環境で自分が守られている、自分の事を気にかけてくれている、ということをペットが感じてはじめてストレスのない生活を送っていると言えるのです。



★長寿の秘けつ:その5 病気の早期発見・早期治療★

ワクチンを打っても、食べ物に気を使っても病気になってしまうことはあります。しかし、たとえそれがガンであったとしても、今は獣医学も進歩しています。早期発見をすれば治すことができるものもたくさんあります。また、心臓病や腎臓病など、年齢とともに悪化していく病気もありますが、これらもまだ症状が軽いうちに正しく対処をしておけば、進行を遅らせ、そのままでいるよりも何年も長生きさせることができるのです。自覚症状を自ら言ってくれないペットだからこそ、定期健診を行うことが健康にはとても大切です。





これらを読んでみて「なあんだ、もう全部やっているよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。一つ一つは確かに大したことはないかもしれません。しかし、この小さな積み重ねを何年も続けることがペットを長寿にする一番の方法なのです。

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