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3月のColumn ☆動物病院でのマナー☆

どんなに健康なペットでも、予防接種や健康診断などで一年に何回かは動物病院に連れて行くことがありますよね。そのとき皆さんは病院内で他の飼い主さんや病院スタッフに迷惑をかけずにスムーズに診察を受けていますか?
今回は動物病院にかかるときのマナーについて皆さんと考えてみましょう。



☆動物病院でのマナーとは☆

動物病院でもどこでもうちの子が一番大切、周囲の人にまで構っていられないわ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、もしあまりに自己中心的になってしまい、他の飼い主さんとトラブルになってしまったら診察どころではなくなってしまうかもしれませんよね。また、病院スタッフとうまくコミュニケーションが取れなければペットの症状をうまく伝えられずに治療にも支障がでてきてしまうかもしれません。マナーとはお互いがよい関係を築いていくことで自分にも大いにプラスになるちょっとした気遣いなのです。

では、次からマナーの実例について場面別に見ていきましょう

☆マナー その1 来院時☆

来院する時には事前に動物病院に電話をしておきましょう。
病気のときでも、そうでない場合でも、どういった理由でいつ頃到着するかを動物病院に前もって伝えておきましょう。かかりつけの病院であればそのときに診察券番号と氏名も忘れずに伝えておけば、病院スタッフもカルテを準備してスムーズに診察をすることできるでしょう。

診察時間を守りましょう
どうしてもという場合を除き、診察時間外の診察はお願いしないようにしましょう。診察時間外は手術や往診が入っていることもありますし、スタッフが不在で十分な検査や治療ができない場合もあります。急患以外の休日診療も同様に基本的には好ましい事ではありません。

ペットを連れて行く方法
ワンちゃんは必ずリードをつけて連れて行きましょう。普段はおとなしい子でも、動物病院はペットにとって独特の雰囲気を持った場所です。何が起こるかわかりません。
また、たとえ自分のペットは大丈夫でも他の飼い主さんやペットが怖がることもあるかもしれません。動物病院に来る途中で抵抗してリードを引っ張り、首輪が抜けてしまう事故もよく聞きますので、多少暴れても抜けない事を確認した首輪か胴輪にしっかりとしたリードをつけるようにしましょう。
小型犬のワンちゃんの場合、抱っこして連れてこられる方も多いかと思いますが、ほかのワンちゃんにビックリして飛び降りてしまう場合もあるため、やはり必ずリードはつけておくか、ケージに入れて連れてきましょう。
ネコちゃんの場合、脱走防止や診察のしやすさを考えると洗濯ネットに入れてから、ケージに入れて連れてくるとよいでしょう。


☆マナー その2 待合室☆

ペットはなるべく一ヶ所で静かに待ちましょう
待合室内ではほかの飼い主さんのことも考えて、ペットをあまりうろうろさせてはいけません。ワンちゃんの場合、リードはなるべく短めに持ち、常に飼い主さんの横、もしくはイスの下に座らせておきましょう。狭くて可哀想だからとケージ内のペットを待合室で出してしまうのもペットが逃げてしまう危険性があるため、なるべく避けるようにしましょう。
もし、興奮したワンちゃんがどうしても静かにできないようであれば、受付けのスタッフに言って、外や車の中で待つようにしましょう。

他のペットに勝手に触ったりしてはいけません。
待合室ではほかの可愛いペットを見かけることもあるかもしれません。しかし、飼い主さんや先生の了解無しに勝手にほかのペットに触ってはいけません。同様にペット同士を触れ合うほど近づけてはいけません。元気そうに見えていても病院に来ている子ですから、興奮してはいけない病気にかかっているかもしれませんし、もしかしたら伝染する病気を持っているかもしれません。また、病院内でのペットは神経質になっている場合が多く、突然攻撃してくる場合もあるからです。

ペットを座らせる場所に気をつけましょう
ワンちゃんは自分の横もしくはイスの下に座らせておくか、しっかりと抱っこしておきましょう。ペットを直接人が座る待合室のイスの上に乗せることは衛生面からも好ましくありません。同様に受付け時に抱っこしていた小型犬を受付台の上に乗せるのも、なるべく避けるようにしましょう。両手が塞がって困る場合には、病院スタッフに少しの間だけ預けておくとよいでしょう。

診察券を出した順番通りでないこともあります
ときおり、」この人より私のほうが先に来たのに、先に診察してもらえないのはおかしい! と文句をいわれる方がいらっしゃいます。しかし、検査機器の使用状況や担当の先生の忙しさ、奥で入院しているペットの病状などから診察券の順番どおりでないことはよくあります。急患ですぐに診察が必要な場合は受付けのスタッフに告げるべきですが(通常はその前に気がついて対応してくれます)、それ以外のときには呼ばれるまで静かに順番を待ちましょう。

待合室で粗相をしてしまった場合
もし待合室でトイレをしてしまった場合には、必ずそのことをスタッフに告げましょう。たとえ自分できれいに拭き取っても消毒などが必要な場合もあるからです。ペットがしてしまった事を黙認して帰ってしまうような事は絶対にしてはいけません。
また、ペットがトイレをしたそうなそぶりを見せたときに病院内でなければいいだろうと、外に出たすぐの場所でトイレをさせる方もいらっしゃいますが、病院の敷地内や病院周辺の家の前でさせることも本来はマナー違反です。待合室内と同様に、自分でできるだけの始末をした後に必ずスタッフにそのことを伝えておきましょう。
このようなハプニングを避けるためには、どんな場所でもペットシーツの上でトイレができるように普段からしつけをしておくといいですね。


☆マナー その3 診察室☆

携帯電話の電源は切っておきましょう
動物病院で使われる医療機器のほとんどは人の病院で使用しているものと同じ物です。中には電磁波の影響を受けるものなどもあるため、人の病院と同じく、動物病院内では携帯電話の電源は切っておきましょう。もし、使用する場合には病院の外に出てからかけるようにしましょう。

勝手に診察器具などに触らないようにしましょう
診察室内にはさまざまな検査器具があります。一見単純な金属の棒のように見えるようなものでも高価な医療機器であることもあるため、これらの器具には勝手に触れてはいけません。同様にペットも医療機器を触って落としたり、噛み付いたりしないように飼い主さんが常に気をつけていましょう。

診察中に話しかけてはいけません
獣医師は物言わぬペットからちょっとしたしぐさや聴診器からの小さな音を頼りに病気の原因を探っていきます。動物病院の診察とは、そのくらいとてもデリケートなものなのです。心配で先生にたくさん話をしたい、ペットにたくさん話し掛けてあげたいと思う気持ちはわかりますが、まずは病気について聞かれた場合のみに簡潔に答え、それ以外の時にはなるべく静かに診察を見守っていましょう。

指示に従いましょう
ペットに検査や治療を行う場合、それぞれのペットのキャラクターによって病院スタッフが保定を行う場合、おうちの人に押えていてもらう場合があります。おうちの人がいると気が強くなってしまって治療をさせてもらえない子の場合にはおうちの人に一度診察室の外に出ていてもらうこともあります。これらは最善の処置を行うために考えられた結果ですから、これらの指示には素直に従いましょう。


☆マナー その4 お会計時☆

わからないことはきちんと聞いておきましょう
お会計時は質問をする最後のチャンスです。家に帰ってから、話が違うと文句をいうことがないように、治療方針のこと、薬の事、治療費のことなどをきちんと聞いておきましょう。特にお薬は飲ませ方を間違えると逆に毒になってしまうこともあります。聞き間違えたり忘れたりすることがないように、メモを取りながら聞いておくとよいでしょう。

先にペットを帰したほうがよい場合があります
賢く、病院に慣れているペットはすでに診察が終わったということがわかります。病院が好きなペットはあまり多くなく、ほとんどの子は診察が終われば一刻も早く帰ろうとします。もし、会計を待ちきれなくて待合室で騒ぐようであれば、受付のスタッフにその旨を告げて、一旦ペットを連れて家に帰り、その後お支払いだけをしに行くという配慮も必要です。

保険に入っている場合は前もって言っておきましょう
最近はペットが入ることのできる保険がいくつかできました。しかし、それぞれの会社によって保険対象や保険金額などが異なるため、会計が非常に煩雑となることがあります。保険証は前もって忘れずに提出し、あとから、そういえば保険に入っているんだったなどということのないようにしましょう。


マナーは本当にちょっとした気遣いですから、人によっては当たり前の事ばかりだったかもしれません。しかし、ペットとその飼い主が集まる動物病院ではそのちょっとした気遣いがペットの健康にとても重要になります。皆が少しずつ相手のことを思いやる事で気持ちよく、スムーズに診察することができたら素晴らしいと思いませんか?