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飼い方

すっきりと新年を迎えるためのケア 【飼い方】

いよいよ師走。新しい年を迎えるための準備はもう始めましたか? ワンちゃんを飼われている方なら新年の前には自分が美容室に行くのと同時にワンちゃんも必ずトリミングサロンに連れて行く、という方も多いようですね。今回は普段おうちでグルーミングをされている方に、新年に向けていつもよりほんの少しだけ丁寧にペットの全身をクリーンアップする方法についてお話をしていきましょう。


★冬のシャンプー★

クリーンアップの基本はシャンプーです。まずは全身をシャンプーしましょう。シャンプーは皮膚の匂いや毛の汚れを落とすだけでなく、抜け毛をすっきりと取り除く効果もあります。夏場よりも少し高い温度(35度くらい)のお湯でよく下洗いをしてから、泡立てたシャンプーの泡で優しく全身を洗っていきます。腋の下やおなか、お尻周りなどは汚れがつきやすい場所なので特に丁寧に洗ってあげましょう。顔周りを洗う時には小さなスポンジを利用して目や耳の中にシャンプーが入らないように注意しながら周囲を優しくこすり洗いするといいでしょう。
シャンプーをすすぐ時には、洗い残しのないように丁寧に行いましょう。特に股や足先の部分は上から流れてきたシャンプー剤が残りがちなので最後によく流すようにしましょう。すすいだあとは体が冷えないようになるべく早く体を乾かしてあげましょう。全身の毛を手で絞り、タオルドライをしていきます。あまりごしごしこすると毛が痛んで毛玉の原因となるので、軽く押すようにしながら水分を取っていきます。大方の水分を取ってからドライヤーは使うようにしましょう。ブラシを使って逆毛を立てるようにして毛の根元までしっかりと乾かしていきますが、くれぐれもやけどや熱中症には注意してください。



★肛門腺絞り★

肛門腺はお尻の穴の斜め下に左右1つずつあり、お尻の匂いの元となっています。通常は排泄時に少量ずつ分泌されていますが、高齢や肥満になると分泌液が溜まってしまい、炎症をおこしてしまうことがあるため、シャンプーをしている時に確認ついでに絞っておきましょう。ティッシュをお尻に当てながら、左右から大きく肛門をつまみあげるようにして絞ります。肛門腺の付いたティッシュはとてもくさいので、ビニール袋に密閉させて廃棄するようにしましょう。


★顔をすっきりとさせる★

顔周りは汚れが一番たまりやすい場所です。特に目が大きくて目やにが多い子、涙焼けしやすい子、鼻がつぶれていて鼻の上にしわがある子、上唇が垂れ下がって口の周りがいつもよだれだらけの子などは顔を洗う時に特に念入りに行いましょう。

★耳掃除★

顔周りの匂いの発生源はほとんどの場合耳の汚れからです。乾いた脱脂綿を使うと皮膚を傷つけてしまうことがあるので、必ず専用のイヤークリーナーを使って汚れをふやかしながら取り除いていきましょう。あまり汚れていなければ指に巻いた脱脂綿にクリーナーをつけてぬぐうだけで十分ですが、見えている部分のひだの間だけなら同じくクリーナーをつけた綿棒を使ってもいいでしょう。もし奥までひどく汚れているようなら、病気の可能性もありますので必ず動物病院で診察を受けるようにしましょう。

★足回りと爪のカット★

室内がフローロングで、もし足の裏の毛が肉球にはみ出していると、室内を走っているときに滑って怪我をすることがあります。足裏の毛はバリカンか小さなハサミで切っておきましょう。そのとき歩くたびにカチャカチャと音がしてしまう伸びた爪、足先の毛などもきれいに整えてあげましょう。爪きりで切った爪はできるならやすりをかけてひっかからないようにするとよそ行きの服で抱っこした時にも安全です。

★特別なオシャレ★

今はワンちゃん、ネコちゃん用の晴れ着というものが売られていて、中にはクリスマス用ドレスやお正月用着物などというものも見られます。また、年末にトリミングに行くといつもより耳のリボンが大きくゴージャスになって帰ってくることもあります。ペットに本来服やリボンといったものは必要ではなく、そういったものにストレスを感じているようなら、無理にペットをドレスアップさせることは好ましいことではありません。
しかし、ペットの中には洋服やアクセサリーに慣れていて、それを身につけることで自分に興味が集まっていることを嬉しく思う子もいます。そういった子ならばクリスマスやお正月はいつもと違ったオシャレをさせてあげて、うんとほめてあげるのもいいでしょう。ただし、それでもあまり長くは続けずに、記念写真を撮ったら「とってもすてきだったよ」といって、また普段どおりの格好に戻してあげましょう。


ペットはどちらかというと平凡な毎日を望んでいますが、クリスマスから大晦日、お正月と人にとってはイベント続きの年末年始。ペットも一緒にお客様を迎えたり、お出かけしたりする機会も増えると思います。ペットが少しでも人に好印象を与えることによって、人とペットが共生しやすい社会が育ちます。ペットには少しだけ我慢してもらう場面も出てくるかもしれませんが、家族全員でステキな新年が迎えられるといいですね。

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