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動物まめ知識

フェレットってこんな生き物 【動物まめ知識】

フェレットはまだ日本のペットショップで売られるようになって十数年しか経っていませんが、犬、猫に次ぐ第三のペットとしてここ最近注目が集まっています。しかしイタチ科という今までのペットとは異なる種類の動物であるため、飼育法や餌などでも正しく理解されていない部分も多くあるようです。
今回はこのフェレットの魅力についてお話をしていきましょう。



★フェレットの種類★

フェレットはワンちゃんのように品種によって大きさや体つきなどに大きな差があるわけではありませんが、ペットとしてさまざまな毛色のものが作られ、その名称が種類として呼ばれてきました。最もポピュラーなのは「セーブル」と呼ばれる濃い茶色の硬い毛の下に白からクリーム色のアンダーコートのある毛色で、これはフェレットの起源と呼ばれている「ヨーロッパケナガイタチ」に最も近い色といわれています。次に多いのが「アルビノ」と呼ばれる全身真っ白で赤い目をした種類です。そのほかにも白と灰色の「シルバー」や薄茶色の「バタースコッチ」などの毛色があります。額から鼻筋にかけて白い子を「ブレイズ」、それぞれの毛色に手足の先が白い子を「ミット」という名称を付けて「シルバーミット」などと呼ぶこともあります。
また、近年になって全身の毛が長い「アンゴラ」と呼ばれる種類もみられるようになってきました。


★フェレットの基礎知識★

フェレットは短い手足に柔軟性に富んだとても長い胴を持っています。ヨーロッパが原産であるため暑さと湿度には弱く、快適温度は20度前後です。体長35〜50cm、体重1〜2kgが標準的な大きさで、メスのほうがオスよりもやや小さめです。寿命は6〜10年ですが、フェレットのことを理解する飼い主さんと獣医師が増えてきたため10歳を超える子もだんだん増えてきたようです。一日の大半を寝て過ごしますが、起きている時には活発に人と遊んだり、部屋の中を探検したりする好奇心旺盛な動物です。


★体の特徴★

野生下では地面に掘ったトンネルの中に潜んでいるウサギやネズミを捕獲していたため、体は狭いところを潜り抜けるのに便利な形をしています。柔軟性のある肩や脊椎、長い首などがそうです。また暗闇でも獲物の位置を正確に捉えるため顔に対して大きな耳やするどい嗅覚などを備えています。視力はあまりよくないため、近づいて抱っこをするときにはびっくりさせないように必ず声を掛けてからするようにしましょう。可愛らしい顔に反して歯は鋭く、また噛み付いた獲物を離さないように顎の力はとても強いため、間違って噛まれてしまったらとても痛い思いをすることになります。


★飼う時に必要な道具★

フェレットを飼うときに必要なものは次のとおりです。

ケージ:
フェレットが脱走したり、手足を挟んだりしないようなフェレット専用のものがあります。
ハンモック:
寝るときに狭い場所が好きなフェレットのためのベッドとして必要です。
餌入れ・給水器:
餌入れはひっくり返さないようにやや重さのあるものがいいでしょう。水は容器に入れるよりもボトルタイプの給水器のほうが便利です。
トイレ:
ネコちゃんと同じようにトイレ砂を入れたトイレを用意するとすぐに覚えてくれます。


★フェレットのごはん★

フェレットはもともと自分より小さなネズミなどの小動物を捕らえて食べていた動物で肉食です。ですから良質の動物性たん白質が多く必要であり、現在売られているフェレット用ドライフードにも十分に含まれています。あげればかぼちゃなどの野菜やバナナなどの果物、乳製品、人のおやつなども喜んで食べますが、これらは本来フェレットの食べ物ではなく、食べ過ぎることによって消化不良や肥満を引き起こすことがあるため、トレーニングのご褒美などとしてほんの少量だけを与えるようにしましょう。


★フェレットと人★

フェレットはややマイペースですがとてもやんちゃで好奇心旺盛な動物で、猫じゃらしのようなおもちゃで人と遊ぶのも大好きです。基本的に面倒なグルーミングはあまり必要ではありませんが、小さな頃から毎日優しく抱っこしてグルーミングをしたり爪や歯のケアを続けていれば、どこでも触れるようにすることもでき、呼べば尺取虫のように背中を曲げ伸ばししながら走ってくるようにもなります。今はフェレット専用のハーネスやリードも売っていますので、これらに慣れさせればワンちゃんのように一緒に外へお散歩に行くことも出来るようになるでしょう。


フェレットが後ろ足で立ち上がって長い体を伸ばして抱っこをおねだりする姿などは本当に可愛いものです。大きな声を出すこともせず、室内のみで飼うこともできるため、マンションなど現在のライフスタイルに合わせて日本でもペットとして登場したのかもしれませんが、ワンちゃんにもネコちゃんにもない不思議な魅力がある事がわかった今、フェレットはこれからますます人気が出てくるかもしれませんね。

キーワード

フェレット 小動物