獣医師セレクトアイテム専門ショップ ペットクリニックセクレトショップ
獣医師や看護師が贈る
ペットコラム

いつでも愛犬愛猫が元気にいてほしいからここからコラム「ペットライフ」をお届けします

病気と予防 全部の記事を読む
ペットライフ 全部の記事を読む
ペットクリニックHOME » ペットライフ » 一覧 » 雄犬における経口投与したリコピンの薬物動態と組織への分布

はぐれ獣医の皮膚病研究所

雄犬における経口投与したリコピンの薬物動態と組織への分布

 はぐれ獣医の皮膚病研究所TOPへ戻る⇒http://www.petjpr.com/skin-labo/


トマトやトマト生産物における優位なカルチノイドであるリコピンの摂取は、前立腺癌のリスクの軽減させることと関連がある。この研究の目的は雄犬にリコピンを経口投与した後、リコピンの薬物動態と組織への分布を測定することだった。
体重当り10、30そして50mg/kgのリコピンを各投与量当り2頭の犬に投与した後、平均半減期は36時間で、体重当り30そして50mg/kgで投与後の血中濃度曲線下面積(AUC)は同じだった。
反復投与試験において、30 mg/kgで6頭の犬に対して28日間の経口投与したところ、リコピンが785〜997nmol/Lの安定した状態の血漿濃度となった。
みかけのクリアランス、分布容積そしてみかけの消失半減期はそれぞれ2.29 L/h/kg、96 L/kg そして 30.5 時間だった。
最後の投与1あるいは5日後に犬を安楽死し、リコピン濃度の分析のため23箇所の組織から採材した。リコピン濃度は肝臓、副腎、リンパ節そして腸管組織で最も高かった。
肝臓でのリコピン濃度は、処置中止後1日と5日でそれぞれ66と91 nmol/gだった。
前立腺のリコピン濃度は投与中止した後(肝臓での濃度が<0.4%)、1日と5日の両方で<0.2 nmol/gだった。
70%のトランス・リコピンが投与物質に使われたが、血漿と組織で認められたリコピンのほとんどがシス・リコピンであった。


Pharmacokinetics and tissue distribution of orally administered lycopene in male dogs.
J Nutr. 2003 Sep;133(9):2788-92.
Korytko PJ, Rodvold KA, Crowell JA, Stacewicz-Sapuntzakis M, Diwadkar-Navsariwala V, Bowen PE, Schalch W, Levine BS.



 はぐれ獣医の皮膚病研究所TOPへ戻る⇒http://www.petjpr.com/skin-labo/