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はぐれ獣医の皮膚病研究所

猫のアトピー性皮膚炎における急速アレルゲン特異免疫療法プロトコール:4頭の猫の予備的研究

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急速免疫療法は犬のアトピー性皮膚炎患畜において従来の免疫療法と同じくらい安全性が示されている。猫のアトピー性皮膚炎患畜において急速免疫療法は報告されていない。この予備的研究の目的は、猫のアトピー性皮膚炎患畜において急速免疫療法の安全なプロトコールを決定することだった。病歴、身体検査そして適切な鑑別診断による除外で診断した4頭のアトピー性皮膚炎の猫がこの研究に組み込まれた。アレルゲンは液相免疫酵素検査(VARL: Veterinary Allergy Reference Labs, Pasadena, CA)で認識した。はじめの注射の24時間前と2時間前に1.5mgのトリアムシノロンを経口的に前投与し、24時間前と12時間前と2時間前に10mgのヒドロキシジンを経口投与した。はじめの注射の前に静脈内カテーテルを設置した。
15000PNU/mlの維持容量となるように5時間まで30分毎にprotein nitrogen units (PNU) を増加させながらアレルゲン抽出液(グリアー社、レノア、ノースキャロライナ)をすべて皮下注射した。バイタルサインを15分ごとに評価した。2頭の猫は軽度掻痒に発生し、次の注射を30分延期した。2頭の猫はバイタルサインに変化がなく、更なる痒みもなかった。すべての猫で急速免疫療法は完全に成功した。2頭の猫で1週間後に頚背部の皮膚が腫脹した。これらの4頭の猫において、このプロトコールは維持療法に到達するための安全な治療方法になると思われた。副作用の発生率の決定やこの方法による誘導に基づいたアレルゲン特異的免疫療法の成功に繋げるために、より多い猫の検体が必要である。


Rush allergen specific immunotherapy protocol in feline atopic dermatitis: a pilot study of four cats.
Vet Dermatol. 2005 Oct;16(5):324-9.
Trimmer AM, Griffin CE, Boord MJ, Rosenkrantz WS.



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