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動物まめ知識

ジャック・ラッセル・テリア 【動物まめ知識】

近年、世界中で人気が爆発的に上昇し現在日本でも人気犬種ベスト10に入る勢いのワンちゃん、それがジャック・ラッセル・テリアです。皆さんも映画やテレビで元気いっぱいに活躍する白っぽいテリア系のワンちゃんをどこかで見たことがあるのではないでしょうか? 見る人を釘付けにする超エネルギッシュなワンちゃん、ジャック・ラッセル・テリアについて、今回はお話をしていきましょう。


★ジャック・ラッセル・テリアの歴史★
ジャック・ラッセル・テリアは1800年代にイギリスの牧師、パーソン・ジョン・ラッセルが作ったというのが定説になっています。彼はキツネ狩りに適した犬を作ろうとフォックステリアやビーグル、ボーダーテリアなどさまざまな犬種をかけ合せてキツネをどこまでも追いかけ、巣穴に追い詰めるための犬を作り上げました。外見はキツネと区別するために白い毛色を基調にしましたが、それ以外はあまり気にしなかったため、やや小さく足の短いジャック・ラッセル・テリアと中型で足がやや長いパーソンラッセルテリアと呼ばれる2種類が存在するようになり、それらが混在していたため、「公認された雑種」としてどこのケンネルクラブでも長い間公認されていませんでした。ごく最近になって、イギリスやアメリカではパーソンラッセルテリアだけが公認されるようになり、今でもジャック・ラッセル・テリアという品種は公認されていません。現在日本で公認されているジャック・ラッセル・テリアはオーストラリアでサイズとバランスを固定されてきたものが多く、日本でも今なお改良と固定が行われている途中です。


★ジャック・ラッセル・テリアの特徴★
歴史から見てもジャック・ラッセル・テリアのスタンダードはまだはっきりと確定されておらず、体重も4〜8kg、大きさも25〜35センチくらいと幅があり、胴長の子もいれば足の長い子もいたり、耳も半立ちから垂れ耳の子などさまざまです。
しかし、キツネ狩りに適した犬ということで、持久力としなやかさと強さを示す筋肉質のからだつきと柔軟な関節、力強い顎、好奇心旺盛で活動的な性格などは共通して持っています。
被毛は全身が短いスムース、ややふさふさとしているラフ、全身剛毛のブロークンの3種類があり、白地に黒や茶のぶちが頭や腰に入っています。


★小さな乱暴者?!★
ジャック・ラッセル・テリアはとにかく動き回ることが大好きで疲れることを知りません。あごが丈夫なので、何でも噛んでしまい家具やスリッパなどはそのままにしているとあっというまにぼろぼろになってしまいます。またロープで引っ張りっこをするとロープを噛んだままぶら下がっていることもあります。知的で人と遊ぶことも大好きですが、負けん気が強く、頑固でやや攻撃的な面もあるため、飼い主さんがちゃんとリーダーとなってしてはいけないことを教えていかないと噛み癖がついてしまい、自分勝手で手がつけられないワンちゃんになってしまうでしょう。


★一緒にスポーツをしてみたくなる!★
驚異的なジャンプ力、どこまでも野山を走り回ることの出来るスタミナなど、その有り余る体力を発散させるためにはやはりスポーツをさせるのが一番です。ドッグランで思い切り走らせたり、キャッチボールなどをするだけでも十分精神的に肉体的に満足させることができるかもしれませんが、折角ですからフリスビーやアジリティー、フライボールなどさまざまな競技にチャレンジしてみるのも楽しいのではないでしょうか。一緒に汗を流す(ワンちゃんは汗をかきませんが)楽しみのある犬種といえるでしょう。


★表情豊かな食いしん坊?!★
ジャック・ラッセル・テリアの人気の秘密はその豊かな表情ではないでしょうか? 好奇心いっぱいの目は常に楽しいことを探していて、何か見つけると一直線に飛んでいきます。人の顔もよくのぞきこんでは「ねえ、何かしようよ」と誘ってきます。それは人が何かを食べている時にも同じで「何を食べているの? 一口もらえないかな? 」とつぶらな瞳で訴えかけてきます。しかし、一度でも人の食べ物の味を教えてしまうとしつこくねだるようになり、栄養バランスが崩れて肥満や病気の原因になってしまいます。ですから、どんなに欲しがっても初めから人の食べ物は一切与えないようにすることが大切です。


★気をつけたい病気★
ジャック・ラッセル・テリアはとても丈夫な犬種といわれていますが、まれに膝蓋骨脱臼といって生れつき膝の周囲の骨や靭帯の形状がゆがんでいて、ちょっとしたことですぐに膝のお皿の骨が脱臼しやすい場合があります。軽症であれば体重管理をするだけで様子を見ることも出来ますが、慢性化して痛みが続く場合には手術が必要になることもあります。
あと、力強いあごで何でもくわえたりかじったりするのでたまに歯が折れたり磨り減ったりすることがあります。口の中は定期的にチェックするようにしましょう。


ジャック・ラッセル・テリアは大きさだけで見ると小型犬の部類に入りますが、他の愛玩小型犬と同じように考えて飼うと痛い目に遭います。見た目と実際の性格のギャップが大きく、それゆえに飼育途中で手放されてしまうことも多いようです。ワンちゃんを飼う時には必ず「どういった目的で作られたのか」「自分達の暮らし方に適しているのか」をよく確認してからおうちに迎えるようにしましょう。

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犬 犬種 図鑑 ジャック・ラッセル・テリア