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栄養学

ペットフードの袋に書かれていることを理解しよう!【栄養学】

6月1日に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されました。これによりペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売を禁止したり、消費者に対して適切かつ十分な情報を提供するために製造業者名や賞味期限などの表示が義務付けられるようになりました。こうして私たちはペットフードの表示を見て安心してペットフードを選ぶことができるようになりましたが、たくさんの種類のペットフードの中から自分のペットには何を選んで食べさせたらよいのか悩む飼主さんも多いと思います。
今回はそんな飼主さんの参考になればと思い、ペットフードラベルに書かれている内容についてお話していきたいと思います。


☆ペットフードラベルに書かれている内容☆

・ フードの分類(どんなフードなのか、主食なのかおやつなのか)
・ 誰に使うのか(犬用か猫用かも含めて)
・ 原材料(通常、含まれれている量が多い順番にかかれています)
・ 栄養の割合(タンパク質や脂肪の割合など)
・ 原産国(フードの最終加工が行われた国を表示しています)
・ 製造者名
・ 賞味期限
・ 内容量
・ 給与量および方法

☆フードの分類:主食となるペットフードとは☆

ペットフード公正取引協議会の定めた「ペットフードの表示に関する公正競争規約」では、その分類や内容が示されています。主食となるペットフードには「総合栄養食」と表示されています。
<総合栄養食>
主食として、ペットフードと水だけで健康維持や犬猫の成長に必要な栄養素を過不足なく摂取できることが確認されたフード。ドライフードのほとんどは総合栄養食と表示されています。
総合栄養食の評価基準には、「分析試験による栄養基準を満たしていることを証明する方法」と、「給与試験(実際にフードを犬猫に食べさせること)により、評価基準を満たしていることを証明する方法」の2つの方法があり、フードのパッケージにはどちらの方法で評価したのか、わかるように記載されています。
<間食>
おやつ、スナックなど嗜好性は高いけれども、栄養バランス的には主食になりえないものには「間食(おやつ、スナック)」と表示されています。
与える量は、一日のカロリー必要量の20%以内に抑える必要があります。
<その他の目的食>
「総合栄養食」、「間食」以外のフードで、特定の栄養を調整する・カロリーを維持する・あるいは嗜好増進をなどを目的としたもののことです。「一般食」「副食」「カロリー補給食」などという表示がされています。
たとえば、主食のドライフードに混ぜるための缶詰や、嗜好性を高めるためのふりかけなどがあります。


☆フードの分類:形状の表示☆

ドックフードにはいろいろなタイプがあり、含有する水分量や形状により名称が異なります。
<ドライタイプ>
製品に含まれる水分が10%程度以下のフードのことで、いわゆる「カリカリ」タイプのことです。保存性に優れ、経済的であり、栄養のバランスにも優れています。
<セミモイストタイプ>
製品に含まれる水分が25%〜35%程度のフードで、半生タイプのやわらかいフードのことです。発泡や乾燥はしていないため、小さく切ったかまぼこのような外観をしていることが多いです。
<ソフトドライタイプ>
製品に含まれる水分がセミモイストタイプと同じく25%〜35%程度のフードですが、ドライフードと同様に原材料を混合した後、発泡させています。乾燥はしていませんが、見た目はドライフードと同じような形状をしています。
<ウェットタイプ>
水分が75%程度のフードのことで、通常は缶詰やレトルト容器に入っています。嗜好性に工夫を凝らしたものが多いものの、総合栄養食でないものも多いため、栄養バランスには注意が必要です。また値段もドライフードに比べるとやや高めです。

☆誰に使うのか:ライフステージ別フード☆
人間でも子供と大人の必要栄養素が違うように、犬・猫も成長に合わせて栄養バランスの良いフードを与えることが重要です。
子犬の時期は成長に必要な多くの栄養素を含んだ食事が必要でありますが、成犬やシニア犬に成長期用のフードを与えると、栄養過多となり、これも健康を害する恐れがあります。
ほとんどのペットフードは、月齢・年齢によっていくつかのステージに分けられており、幼齢・パピー期(1〜6ヶ月)、成長期・ジュニア期(6ヶ月〜1歳)、成犬・アダルト期(1〜6歳)、高齢・シニア期(7歳以上)などに分けられ、表示されています。


☆誰に使うのか:機能別フード☆
太り気味のペットには「ライト」や「低カロリー」「体重管理」と書かれている脂肪分の少ないフードを選びましょう。また、尿結石ができやすいネコちゃんにはミネラル成分をコントロールした「下部尿路疾患(FLUTD)対応」といったフードやもあります。そのほかにもアレルギーを持っているペット用に特殊な原材料を使っているものや、持病を持っているペット用に特別な成分を配合してあるものなどがあります。


人間の食事同様、ワンちゃんも体格や体調によって、必要とする栄養分が異なります。フードの選択は普段の生活に大きく影響を与える問題ですので、味や価格だけではなく、飼い主さんがしっかりと内容を吟味して、ワンちゃんにあったドッグフードを選んであげましょう。

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フード 栄養