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しつけ・行動・マナー

ワンちゃんが急にお散歩に行きたがらなくなったワケ【しつけ・行動・マナー 】

多くのワンちゃんはお散歩が大好きですよね。寝ていても「お散歩に行こうか」と言うと飛び起きたり、お散歩用のリードを見せると嬉しくてぐるぐる走り回ったりする子も多いのではないでしょうか。しかし、そんなワンちゃんがある日突然リードをつけてもじっとしたままで、お散歩に行きたがらなくなってしまったら、いったいどんな原因が考えられるのでしょうか。


☆お散歩に行きたがらない理由その1:動くと痛みがある場合☆

・ 変形性関節症や、関節の形成不全症などで関節が変形したり、炎症をおこすと動くたびに痛みが生じます。ある日突然激しい痛みを訴えることもあります。
・ 普段から体に合わないハーネスや首輪をつけてお散歩をしている場合や、それらをぐいぐいと引っ張ってお散歩をする癖のある子は、体に当たる部分に痛みを感じるようになり、首輪やハーネスをつけるのを嫌がるようになります。
・ たとえ家の中でも何かの拍子に筋肉を断裂してしまったり、関節を脱臼したりといった怪我を負うことがあり、動くことができなくなってしまいます。

これら筋肉や関節などの運動器官に問題がある場合は、運動を嫌がり、通常痛みのある部分を触ったり手で動かそうとすると逃げようとしたり、怒ったりします。もし、どこか痛い場所がある場合にはなるべく早く動物病院に連れて行って診察・治療をしてもらう必要があります。


☆お散歩に行きたがらない理由その2:動くと苦しくなる場合☆

・ 多くのワンちゃんは高齢になると「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓疾患を抱えるようになります。心臓の弁がうまく閉まらなくなるため、全身に血液が回りにくくなるため、運動をすると呼吸が苦しくなってしまいます。
・ 特に小型のワンちゃんに多い病気で「気管虚脱」という病気があります。これは気管が通常よりも狭くなってしまうため、呼吸がしづらくなってしまう病気です。進行性の病気で、ひどくなると歩けなくなるほど呼吸が苦しくなることがあります。
・ 細菌感染などで肺炎をおこすと肺で酸素を十分取り入れることができなくなるため、運動をすると呼吸が苦しくなってしまいます。
・ さまざまな原因で貧血になると、全身に酸素を十分に運ぶことができなくなるため、同様に運動をすると酸素が足りなくなり苦しくなってしまいます。
・ フィラリア症で心臓の中にフィラリア成虫が寄生すると、心臓病と同じように全身に血液を十分に循環させることができなくなってしまいます。

肺や心臓など呼吸器や循環器に問題がある場合、ワンちゃんは苦しそうに呼吸をし、さらに体に酸素が足りない場合には「チアノーゼ」といって舌が紫色に見えることがあります。これらの病気が疑われる時には一刻も早く動物病院で診察を受ける必要があります。


☆お散歩に行きたがらない理由その3:その他身体に問題がある場合☆
・ 肥満は関節などの運動器と呼吸器の両方に負担をかけます。
・ 子宮蓄膿症、肛門腺炎など体の一部に膿が溜まっている場合や、熱中症や全身感染症がある場合は発熱してだるくなり、動きたがらなくなります。
・ 妊娠すると、体がだるくなるだけでなく、なるべく自分の巣を守ろうと家の外に出たがらなくなることがあります。
・ 甲状腺機能低下症・副腎皮質機能亢進症といったある種のホルモン疾患はペットを無気力にさせます。
・ 急激な視力低下によって、外に出るのを怖がる場合があります。


☆お散歩に行きたがらない理由その4:精神的に問題がある場合☆

・ 前回のお散歩で何か怖い思いをした(車に轢かれそうになった、子供に追い掛け回された、他の犬に吠えられた、猫に引っかかれた、病院など嫌なところに連れて行かれた、近くで爆竹など大きな音がした、など)場合、それを覚えていて外に行くことを嫌がるようになります。
・ お散歩は運動ではなく、トイレをすることだと勘違いしている場合、排泄したくなければ行く気がなくなってしまいます。
・ いつもお散歩をする人と違う場合、その人のことを信頼していなければお散歩に行くことを拒否するかもしれません。
・ 今まで晴れた日の乾いた道路でしかお散歩をしたことがなければ、雨や水溜りで濡れることを嫌がって、天気の悪い日はお散歩に行きたがらないかもしれません。
・ 前回たまたま立ち止まったら、おやつをもらえたなどのいいことがあった場合、それを覚えていてまた何かを期待してじっとしているということもあります。

体に異常が見られない場合、ワンちゃんは何らかの意思を持ってお散歩を拒否している可能性があります。もし、お散歩を嫌なものだと感じているようならば、無理をする必要はありませんが、少しずつでもその気持ちを改善してまた楽しくお散歩ができるように導いてあげましょう。


ワンちゃんが今までしていたことを急にしなくなるには、必ずなんらかの理由があるはずです。物言わぬワンちゃんの気持ちを正しく読み取って、なるべく早く対処してあげることが飼い主さんとしての義務になります。




キーワード

ワンちゃん お散歩 病気