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飼い方

どんな器でご飯を食べていますか? 〜ペットの食器の選び方〜【飼い方】

皆さんのペットは普段どんな食器でごはんを食べていますか? ペットショップで購入した食器、貰い物の陶器のお皿、もともと別のものが入っていた容器、使い古しのお鍋など、いろいろなものがペットの食器として使われているようですね。
しかし、もしこれから自分のペットのためにベストな食器を一つ選んであげるとしたら、どんなことに注意をすればいいのでしょうか?



☆食器の基本的な取扱い☆

まず、ペットの食器は最低2つ必要です。ごはんを入れるものと、水を入れるものです。これらの食器は常に清潔でなくてはいけません。食事の後には必ず両方ともきれいに洗い、水入れには常に新鮮な水をたっぷりと入れておきましょう。食器の下には防水性のあるマットを敷いておき、食器と一緒に常にきれいにしておけば、食器が滑ってしまうことを防いだり、食べこぼしなどにも対応することができるでしょう。


☆食器の形状☆

ペットは私たちのように食べる時に食器を持つことができません。ドライフードを食べる時に勢いよく頭を食器に突っ込んでフードを全部ぶちまけてしまったことのある子にはひっくり返りにくく動きにくい重さがある物を選んであげましょう。富士山型といって底が末広がりになっている形の食器はまずひっくり返ることがなく、特に豪快にごはんを食べる大型のワンちゃんの食器として適しています。
またペースト状の缶詰など食器にくっついてしまうウェットフードを食べる子は舌で食器を舐めながらぐいぐいと動かしていってしまうかもしれません。食器が動いてしまったら食べにくいですよね。そうやって食事のたびに苦労している子には底に滑り止めがついているものや、食器が台に固定されているものを選んであげましょう。
コッカースパニエルやアフガンハウンドなど耳の長い毛が自慢のワンちゃんには食器に耳の毛が入らないように口が狭くて底が深い専用の食器がありますが、反対にネコちゃんや短頭種のワンちゃんはあまり深い容器から食べるのは苦手です。なるべく平たい食器を選んであげましょう。ただし、本当に平たいお皿だと舐める時に食器からこぼしてしまいがちなので、食器の底に少し傾斜があってドライフードが一箇所にたまりやすいものや、周囲にすこし縁があってドライフードを舌で押えやすい形のものがいいでしょう。


☆食器の材質☆

ペットフードは油分を含んでいるものが多いため、常に清潔で匂いがつかないように食器は洗いやすい材質のものを選びましょう。一般にはステンレスや陶器などが洗いやすく細かな傷もつきにくいため、よく使われているようです。
また、ペットにはまれに食器による接触性アレルギーがみられることがあります。口の周りだけにアレルギー症状が見られる場合には、食器の材質を考えてみる必要があります。通常陶器の食器ならば接触性アレルギーはおこりません。


☆水のみ容器☆

お水はいつでも新鮮なものがたっぷりと飲めるように常に用意しておく必要があります。通常は食器と同じようなひっくり返しにくい容器に入れておきますが、それでも水をこぼしてしまわないか不安な場合にはボトルをさかさまにして吸い口を取り付けたタイプの水のみがあります。これは通常ケージなどに取り付けて使用します。
また、最近は水の入っているタンクを設置すると常に一定量の水が容器に溜まっている大型の水のみ器や、流れる水を好むネコちゃん用に常に水が循環している水のみ器などというものもあります。


☆お留守番の時の食器☆

お留守番でペットをケージに入れておくときには、地面に食器を置いて踏んでひっくり返してしまわないように、できればケージに固定できるタイプの食器を使いましょう。
また、ペットの食事時間までに帰ってくることができない場合のために、最近では時間が来ると自動で食事を出してくれる「自動給餌器」と呼ばれる電動の食器も売られるようになってきました。


☆介護が必要な子のための食器☆

ペットは歳をとってくると関節疾患や筋肉の衰えから下を向いてごはんを食べることがだんだん苦痛になってきます。そこで、歳をとった子には少し底の高くなった食器を選んであげましょう。今はあらかじめ専用の台に固定することのできる食器なども売られています。
また、食欲の衰えた子はすこし食べ物を温めて匂いを強くしてあげると食欲が沸くことがあるため、電子レンジ対応の食器や容器の底が二重になっていてごはんを湯煎できるようになっている食器などもあります。


ペットの視点からペットが使いやすい食器としてのお話をしてきましたが、これらのことを踏まえた上で、最終的な判断は「飼い主として毎日使ってあげたいもの」を選ぶようにしましょう。持ちやすさ、使いやすさ、色合いやデザインなども考慮に入れて、ペットがその食器を使ってご飯を食べている場面を想像して一番しっくりと来るものを選んであげると、あなたのペットにとって最適な食器を選ぶことができるでしょう。

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食器 ご飯 水