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動物まめ知識

ワンちゃんとネコちゃんの違い【動物まめ知識】

ペットとして親しまれているワンちゃんとネコちゃんですが、具体的に何がどのように違うのかご存知ですか?人と共存してきた歴史が長い食肉目の動物だという点は共通していますが、体の仕組みや性格など異なるところはたくさんあります。
今回はワンちゃんとネコちゃんの違いについて、研究してみたいと思います。


☆行動学的な違い☆
ワンちゃん
・ もともと群れで生活する習慣があるため、飼い主さんに対しては仲間として接しています。一人でいることよりも、気の知れた仲間と一緒にいることを好み、コミュニケーション能力が発達しています。
・ 草原や森林など水辺のある場所で暮らしていたことと、人と生活していく上で必要だったため体が濡れる事をあまり嫌がりません。トップコートは水をはじくようにできています(ただし、経験が少なく慣れていないためにシャンプー等を嫌がるワンちゃんもいます。)
・ 群れで必要なルールを学ぶ大切な時期、社会化期は生後3〜10週目と長くなっています。
・ 主に臭いを辿って狩りをしていたため、嗅覚が一番発達しています。

ネコちゃん
・ もともと単独生活する動物のため、飼い主さんに対する仲間意識があまりなく、ネコちゃんは飼い主を自分の親もしくは自分の子供のように思っているようです。ほとんどの行動を自己判断によって行っています。
・ ネコちゃんは元々砂漠地帯の生き物なので、体毛も水をはじかず、多くの子は体が濡れる事を非常に嫌がります。
・ 社会化期は生後9〜10週目で終わってしまいます。これも単独生活者のせいかもしれません。
・ 主に目と耳を使って狩りをしていたため、聴覚が一番発達しています。

☆解剖学的な違い☆
ワンちゃん
・ 人の役に立つために古くから品種改良を繰り返されたために、さまざまなサイズ・体格のワンちゃんが存在します。
・ 肉を銜えたり、引き裂いたりするのに用いられるため、犬歯は大きく発達していますが、奥歯の先端は丸くなって食べ物を噛むようにできています。
・ 普段の生活であまりヒゲを使うことはなく、ヒゲを切ってもあまり問題はないようです。
・ ネコちゃんに比べ体臭があります。

ネコちゃん
・ 何世紀もの間、元からの形態にあまり手を加えられていないため、どの品種でもサイズや体格に犬ほどの違いは見られません。
・ 歯は獲物を仕留めたり肉を裂くためにも使われますが、主な機能はグルーミングにあるため、ワンちゃんよりも小さくとがった歯が奥まで並んでいます。
・ ヒゲを使って周囲を確認して狭い場所を潜り抜けたり、正確に獲物に噛み付くため、切ってしまうとバランス感覚を失ってしまうと言われています。
・ 「待ち伏せ」して獲物を捕らえる狩りをするため、自らの存在を消すことが必要となり体臭がほとんどありません。

☆栄養学的な違い☆
ワンちゃん
・ 狩りをして肉も食べますが、熟れた果物や木の実なども食べる、どちらかといえば肉食に近い雑食です。
・ タンパク質だけでなく、炭水化物などもバランスよく摂取する必要があります。
・ 比較的水を多く飲みます。

ネコちゃん
・ ワンちゃんよりもより純粋な肉食です。
・ ワンちゃんよりもタンパク質の摂取量が多く必要です。
・ タウリンなど、ワンちゃんでは体内で作ることができてもネコちゃんには外から摂取しなければいけない栄養素が存在します。
・ 元々が乾燥地帯の生まれのためか、ワンちゃんのように水をがぶがぶ飲むことはあまりありません。

※ワンちゃんとネコちゃんは必要な栄養素の配分量が異なるため、ワンちゃんにキャットフード、ネコちゃんにドッグフードをあげるのは良くありません。


今回ご説明したように、進化の過程や人と共存してきた歴史から、ワンちゃんとネコちゃんには見た目以外にも様々な点で異なる部分があります。ペットとして一緒に生活する場合は、それぞれの特徴をよく理解して飼うようにしましょう。

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