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Column

6月のColumn ☆フィラリアってどんな病気?☆

フィラリア症って聞くけどどんな病気?フィラリア症について今一度勉強してみましょう。感染経路と虫の生涯。予防薬の種類など。フィラリアにつてお話します。


★フィラリアとは★
 
細長い糸状の寄生虫で、別名を犬糸状虫と言います。成虫の大きさは20〜30cmにもなり、主に犬の心臓や血管に寄生します。そのため心臓の機能が低下して血液の循環が悪くなり、徐々に肝臓・腎臓などにも異常がでて様々な病気を引き起こしていくのです。


★フィラリアの感染経路★
 
フィラリアに感染した犬の体内には成虫が産んだ、たくさんの幼虫(ミクロフィラリア)がいます。そのため、犬の血を蚊が吸血する際にミクロフィラリアを一緒に吸い上げます。そこでミクロフィラリアは蚊の体内で2週間ほどかけてある程度(感染幼虫)まで成長します。

フィラリアは1度蚊の体内に入らないと成虫になる事が出来ない寄生虫です。蚊がほかの犬に吸血するときに感染幼虫は蚊から出て、皮膚から犬の体内に侵入していきます。そして、体内(皮下→筋肉)で2ヶ月かけてさらに成長し、血管に移動しながら心臓に寄生し、そこで3〜4ヶ月後に成虫になりミクロフィラリアを産めるようになります。

こうして犬はフィラリアにかかっていくのです。


★どんな症状がでるのか★
 
感染したばかりの頃は症状がでないことがあります。しかし、しだいに咳をしたり、運動を嫌がるなどの症状を示し、痩せているのにお腹だけが以上に大きく(腹水)なったり、失神を起こすようにまで状態が悪くなっていきます。そして、状態が悪いのに何もしなかった場合は最悪死に至ることもあります。
 
また、突然ぐったりして血尿が出てきた時は急に状態が悪くなる恐れがあります。ひどいときにはその日のうちに亡くなってしまうため、早急な手術が必要になります。

★治療の方法と難しさ★
 
毎月欠かさずにフィラリア予防薬を飲ませることで、子虫だけでなく成虫も駆除する効果が有ることが分かり、獣医師の指示のもと、少しずつフィラリアの数を減らし駆除していく方法があります。
 
また、強い駆除薬を使いフィラリア成虫を殺す方法がありますが、この薬は毒性が強く、一気にたくさんのフィラリアが血管や心臓につまり急な症状をだす恐れがあります。急な症状の場合は早めにフィラリアを取り出す必要があるため、専用の器具を使いフィラリアをとりだす外科手術を行います。

しかし、この手術はワンちゃんの体に大きな負担をかけてしまうのでなるべくなら選択したくない方法になります。そのため、ワンちゃんの状態があまりよく無い場合や歳をとっていて麻酔をかけるのが危険なときは、症状の治療をしながらフィラリアの寿命(5〜6年)を待つ方法をとることもあります。
 
どの治療方法も長い時間や危険な状態に陥る可能性があることに変わりありません。また、フィラリアになってしまったワンちゃんは、今までのような状態に戻れるわけではありません。病気の間に受けた体へのダメージが残ってしまっているため、激しい運動などを控え安静に暮らしていけるようにしていかなければならないのです。


★フィラリアの薬について★
 
フィラリアのお薬は感染している状態で飲ませると、ショック症状を引き起こしてしまうことがあります。そのためお薬を飲む前に検査をして、フィラリアにかかっていないか確認する必要があります。
 
フィラリアの薬は予防薬と言っていますが、実際は駆虫薬で、蚊が体内に入ってから成虫になる前の幼虫を、月に1回まとめてやっつけているのです。そのため、蚊が出始めた1ヵ月後から蚊が出終わった1ヶ月後まで飲ませなければいけないのです(この期間は地域によって変わります)。

このお薬にはいくつかの種類が存在し、錠剤、チュアブル(ジャーキータイプのもの)、スポット(背中に滴下するもの)があります。また、効果も単純にフィラリアのみに効くもの、消化管寄生虫(回虫・鈎虫)も駆除できるもの、ノミ・ダニも駆除できるものがあります。


★おわりに★

フィラリア症は飼い主様の心がけ次第で確実に防ぐことが出来る病気です。大切なワンちゃんと長く楽しく暮らしていけるようフィラリア予防をしましょう。