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おうちでもできる! ペットの病気予防【飼い方】

健康の秘訣、というと何か特別なことをしたり、高い薬を飲んだりしないといけないのではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、私たち人のことを考えても病気をしないで長生きするためのコツとは意外に大したことではなく、身近で毎日続けることが大切だったりしますよね。ペットでもそれは同じことです。



☆ペットの健康のために大切なこと☆

ペットを飼っている人なら誰でも自分の愛するペットにはいつまでも健康で長生きをしてほしいですよね。ごはんをよく食べて、元気に運動し、家族と一緒に嬉しそうにしているペットは私たちをとても幸せな気分にさせますが、そうあり続けてもらうためには、毎日私たちがどうやって過ごさせるかがとても重要になります。


☆ペットが健康でいるために大切なこと:食事☆

おうちでペットの健康のために最も気をつけなければいけないことは毎回の食事です。ペットは人と違って外食をしたり、自分で買い食いをするようなことはないため、食事は飼い主さんが100%コントロールできる健康管理です。
現在日本で飼育されているワンちゃんやネコちゃんの約三割は肥満気味であると言われています。肥満の原因は食べすぎであり、食べ過ぎにさせているのは飼い主さんに他なりません。そして肥満が心臓病や関節疾患、ホルモンの病気などに悪影響を与えることはペットも同じことです。まずは毎日の食事の量が適正量かどうかを確認しましょう。毎日決まった時間に体重を計る方法が最も簡単な確認法です。もし適正量であれば、同じ量を毎日食べつづけても大きな体重変化は見られないはずです。
食事の量とともに重要なことは食事の内容です。「うちのこ、これしか食べないのよね」とおやつに相当するものばかり食べさせていたり、「ちょっとくらいならいいわよね」と毎日たっぷりとおやつを与えていては栄養に偏りが生じ、さまざまな病気のきっかけとなってしまいます。反対に食事内容を気をつけることによって発症しやすい病気を予防したり、今ある病気の進行を遅らせたりすることも可能です。おうちの子に一番適した食事はかかりつけの獣医師に質問してみましょう。


☆ペットが健康でいるために大切なこと:運動☆

適度な運動が健康のために良い、ということは誰もが実感していることだと思います。ではペットにとっての適度な運動とはどのくらいのことを指すのでしょうか?
例えばネコちゃんはワンちゃんと違って首輪にリードをつけてお散歩をすることはありません。でも、家の中でおうちの人にねこじゃらしでしばらく遊んでもらえば、十分な運動量を得ることができます。また、同じワンちゃんでもボーダーコリーのような牧羊犬は一日に何時間ものお散歩をしてもまだ物足りなそうにしていますが、マルチーズのような愛玩犬は10分程度のお散歩でも十分満足してしまいます。
つまり、ペットにとっての適度な運動量とはペットが楽しんで体を使うことのできる内容や量であり、それは個々のペットによって異なります。一緒に運動している人がペットの様子をよく観察して運動量を決めてあげましょう。


☆ペットのストレス☆

よく、ご長寿の方に「長生きの秘訣は? 」と訊ねると、「ストレスのない生活」と答える方が多くいらっしゃいます。確かにストレスは心ばかりでなく体にも影響を与え、ストレスによって発症したり悪化する病気が数多く知られています。ではペットにとってのストレスのない生活とは、いったいどのようなものでしょうか?

・ストレスのない生活:環境
どんなに活発なペットでも休息を取る場所は必要です。特にネコちゃんは一人きりになれる場所が必要な時があります。誰からも邪魔をされない、静かで居心地の良い場所があなたのペットには最低一箇所はありますか?
・ストレスのない生活:家族
家族を群れとして捉えるワンちゃんにとって、一人ぼっちは堪えがたいストレスです。かといってあまりに頼りない家族であっても自分が群れのリーダーとしてなんとかしなきゃ、とまたストレスを感じてしまいます。人というリーダーがいて、その下にいることでワンちゃんは初めてストレスのない生活をすることができると言えるでしょう。
ネコちゃんは人と親子のような関係で結びついています。ですから、多くのネコちゃんは毎日顔を合わせる家族だけを心を許せる存在としています。知らない人にしつこく触られたり、結婚や出産などで新しい家族が加わることはネコちゃんにとって大きなストレスとなります。

・ストレスのない生活:しつけ
ペットにいろいろなことを教えることがストレスになりそうで、しつけとストレスは一見相反するもののように見えます。しかし、たとえばトレイのしつけができていないペットが粗相するたびに毎回怒ったり、イライラしてしまったら、その人の態度がペットにストレスを招きます。ペットである以上、人と暮らしていく上で最低限のしつけを当たり前のようにできるようになることが、ペットにストレスを与えない、ひいてはペットの長生きのためには実は必要なのです。



もちろん、普段から定期的に予防接種を行ったり、フィラリアやノミ・ダニ、お腹の虫の駆虫を行うこともペットの健康のために欠かすことのできない大切なことです。しかし、これらのことをきちんとした上で、さらにおうちでの生活に気をつけてあげれば、半分以上の病気は予防できるといっても過言ではないでしょう。愛するペットの健康はあなたが守っているのです。

キーワード

犬 猫 病気 予防