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はぐれ獣医の皮膚病研究所

トシル酸スプラタストによる四季を通じて続く鼻アレルギーの患者のTh2経路抑制

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バックグラウンド:試験管内あるいは動物モデルにおいてインターロイキン(IL)-4とIL-5の生産を抑制する選択的Th2サイトカイン抑制剤のトシル酸スプラタスト(IPD-1151T)が、アレルギー性鼻炎(AR)において臨床的に効果的であることが立証されている。この研究の目的はIPD-1151Tによる薬物療法後に人間の鼻粘膜においてTh2経路の変化を調査することだった。 12人の患者がIPD-1151Tで治療した。

方法:正常コントロールとして12人の健康なボランティアが集まった。以下のパラメーターを評価した。 (i)主観的な鼻の臨床兆候、(ii)免疫細胞学的染色による炎症性細胞(EG2、CD4、およびCD8)の割合、(iii)酵素免疫測定によるサイトカインの濃度 (活性化したIL-4、IL-5、IL-13、正常なT細胞発現、そして分泌(RANTES)、およびインターフェロン(IFN)ガンマ)。

結果:鼻の症状スコアは治療後に明らかに減少した。細胞浸潤に関しては、炎症性細胞(EG2とCD4) の割合とCD4/CD8比が明らかに減少した。サイトカイン(IL-4、IL-5、 IL-13そして IFN-ガンマ)の濃度とIL5/IFN-ガンマの比は明らかに減少し、IL4/IFN-ガンマ比は正常と明らかな違いはなかった。対照的に、RANTESは明らかに変化しなかった。RANTESは互いに関連しなかったが、IL-5の減少割合は好酸球浸潤において関連した。

結論:これらの結果は、IPD-1151TがTh2経路を減少させることを示す。



Suppression of the Th2 pathway by suplatast tosilate in patients with perennial nasal allergies.
Am J Rhinol. 2002 Nov-Dec;16(6):329-36.
Furukido K, Takeno S, Ueda T, Hirakawa K, Yajin K.



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