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動物まめ知識

うちの子、今何歳?【動物まめ知識 】

ペットの生年月日がわかっていても、その年齢が人に換算してみたらいくつなんだろう?  
ということはとても気になりますよね。可愛い赤ちゃんのはずのペットがいつのまにか自分の年齢を追い越してしまっていた! ということはよくある話です。
今回はペットの年齢について調べてみましょう。



☆ペットの時計☆

大型のカメや鳥類などごく一部のペットを除き、通常ペットは人よりもずっと早く年をとってしまいます。特にワンちゃんやネコちゃんは平均寿命が十数年ですから、70歳以上生きる私たちに比べてとても早く年を取ってしまいます。
しかし、ただ人間の一生がそのまま均等に短くなったのではなく、生後1年目で人の約20歳まで急速にすすんだあとは少しゆるやかになって、1年に約5歳かそれ以上といった感じで時計の針が進んでいきます。


☆種類による年のとり方☆

同じワンちゃんでも品種によって年のとり方が異なります。一般に大型犬・超大型犬は成長がゆっくりで2年以上かけて大人になるのに対して、成犬期が短く急速に老化がすすんでいきます。それと逆に小型犬は成長が早く生後1年弱で大人になり、老化は大型犬よりゆっくりです。ネコちゃんも同様に成長は早く、そのあとの老化はゆっくりとすすんでいきます。


☆年齢換算の考え方☆

非常におおまかなペットの年齢は 20+(ペットの年齢-1)×5 という数式で計算することが出来ます。たとえば、5歳のペットであれば 20+(5-1)×5=40歳ということになります。  
しかし、これはあくまで40歳くらいの大人以上、老人以下の年齢なんだなという程度しか示していません。前述のように、今の年齢や小型犬と大型犬など品種の違いによって時計の進む速度が違うこと、ペットがおかれている状況によっても老化の進行具合は全く異なるからです。実際の年齢換算は体の成長や老化などを直接観察して判定していったほうがより正しい年齢換算が出来ると思われます。

次に一生のうちのそれぞれの節目をペットと人に当てはめてだいたいの年齢を考えていきましょう。


☆ペットと人の年齢を当てはめてみる☆

生まれてから離乳をするまで:
ペットも人も生まれてすぐにお母さんのおっぱいを飲み始め、乳歯が生えてくる頃に少しずつ母乳以外のものを口にするようになります。それがワンちゃんやネコちゃんでは生まれて3週くらい、人ならば5〜6ヶ月頃です。

乳歯が永久歯になる年齢:
ペットの場合2〜3週頃に生え始めた乳歯は生後3〜6ヵ月頃に永久歯に生え変わります。これが人では8〜9ヶ月に生え始め5〜9歳くらいまでに永久歯になります。

いろいろなことに興味が出てくる年齢:
お母さんや兄弟以外の生き物や家の外の様子に興味を持ち、経験として取り込む時期を社会化期といいますが、ワンちゃんでは3〜14週、ネコちゃんはその期間が短く2〜7週、人では保育園や幼稚園に通う2〜5,6歳です。

体が出来上がってくる年齢:
体の成長が止まるのは小型犬やネコちゃんの場合は約1歳頃ですが、大型犬では1歳半、超大型犬の場合は2歳以上かかることもあります。人の場合はだいたい高校生の頃17歳ぐらいですね。

異性に興味が出てくる年齢:
体が出来上がると、性成熟に達し異性に興味が出てきます。ペットが妊娠できる年齢は小型犬で1歳から5、6歳ですが、これは人で言えば20歳から40歳くらいまでと言うことでしょうか。

少し落ち着きが出てくる年齢:
体と共に精神的にも大人になる年齢は小〜中型犬で約3歳、人ならば25歳くらいですね。

少しずつ老化が始まる年齢:
体はまだまだ元気でもよく見ると白髪が少しずつ出てきたり、体力のピークを過ぎる人ならば40歳くらいの時期は、小〜中型のワンちゃんで7歳、大型犬なら5歳です。この頃に生活習慣病と呼ばれる癌や糖尿病などが発生しやすいのは人もペットも同じです。

体のあちこちに老化が見られるようになる年齢:
人で言えばそろそろ定年退職を迎え、視力や聴力が少しずつ低下してくるのは小型犬やネコちゃんなら10歳くらい、大型犬では6〜7歳くらいです。この頃から老化に対する介護や高齢が原因となる疾患について注意しなければいけなくなってきます。

最高齢:
ギネスで記録されている長寿はワンちゃんで29歳5ヶ月、ネコちゃんで34歳2ヶ月です。この年齢は前述の簡易年齢換算数式に当てはめるとワンちゃんでは人の160歳、ネコちゃんでは185歳になってしまいます。しかし実際に人の最高齢は今のところ122歳です。ペットの場合どうやら老齢期に入ると時計はだんだんとゆっくりになるようです。



ペットの年齢を知ることは、ペットに今後起こるであろう変化やおこりやすい病気、それに対して今から備えておかなければならない健康管理などを知る目安になるため、とても大切です。しかし、ペットの年齢を知るとペットが人よりも短命ということをいやでも知ることになり、ペットを飼うということはいつかその死を見届けなければいけないということに気がつくと思います。ですが、だからこそその短い命がずっと幸せでいられるよう、お互いに一緒にいてよかったと思えるような関係を築いていきたいですよね。

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猫 年齢 ライフステージ