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しぐさでわかるワンちゃんの病気【その他】

ワンちゃんは言葉を話さなくてもその気持ちを体で示しています。もしそのワンちゃんのボディランゲージをすばやく気づいてあげることができれば、病気を早期発見することもまた可能となります。
今回はワンちゃんの病気を示すいろいろなしぐさとそこから考えられる病気についておはなしをしていきましょう。



☆地面や壁に頭を擦りつける☆

もし、四六時中あちこちに頭を擦りつけたり、頭を振ったり、後ろ足で頭をしきりに掻くしぐさが見られた場合には耳が痒いことが疑われます。ワンちゃんは耳の構造上、外耳炎になりやすく、外耳道は途中で曲がっているため奥まで見ることができないため、なかなか気が付きませんが、そのままにしておくと耳の中が化膿してしまうほど悪化してしまうため、このようなしぐさが見られたら、なるべく早く動物病院で診察を受けた方がいいでしょう。
また、カイセンやアレルギー性皮膚炎など頭部が非常に痒みの強い皮膚病になったときや、角膜炎などで目に違和感があるときなどにも頭をあちこちに擦りつける動作がみられます。角膜炎の場合、擦りつけることで目の表面を余計に悪化させることもあるため注意が必要です。


☆首をかしげている☆

ものを凝視する時に、ワンちゃんやネコちゃんは少しだけ正面からずれた視点で見ようとして、首をあれ? という風に頭をかしげます。また、集中して音を聞こうとするときも耳を音源の方に向けようとして頭をかしげます。これらは正常なしぐさです。しかし、どんな場合でも必ず一方だけに大きくかしげる場合は、もしかしたら片方の視力もしくは聴力が弱いということも考えられますので、一度診察を受けてみるとよいでしょう。
また、何かに集中しているわけでもないのに常に頭を片側に傾けている場合には、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる器官前庭に障害がある場合が多く、それにけいれんや眼震(黒目がびくびくと上下左右に動き、止まらない)などの神経症状が加わる場合には、脳が障害を受けている可能性がありますので一刻も早く動物病院に連れて行く必要があります。


☆食べ方がいつもと違う☆

ご飯を食べる様子は口の中の状態をよく反映しています。たとえば、もし左右どちらかのみの歯でご飯を食べているようであれば、使っていない側の歯が歯槽膿漏などで痛いのかもしれません。よだれが止まらないようであれば口内炎が出来て痛みがある可能性や、物を飲み込む神経が麻痺している可能性、異物などで口を閉じることが出来ないなどの理由があります。


☆自分の体をしきりに舐める☆

暇さえあれば自分の体を舐めている子は、そこの部分が非常に痒いか、精神的に何か不安を抱えている場合が多いようです。皮膚炎をおこして体を舐めていた子が皮膚炎が治っても舐めることが癖として残ってしまう場合もあり、舐めることで皮膚炎が再発してしまうこともあります。体の一部をしきりに舐めている場合には、まずそこの皮膚をよくチェックしてみましょう。
椎間板ヘルニアなどで神経が障害を受けて手足などが軽くしびれたり不快感があるような場合にも、その違和感からしきりに舐めることがあります。


☆丸くなって寝ている☆

あまり寒い日でもないのに、体をきっちりと丸めて、頭を後ろ足の上に乗せるようにして不機嫌そうに寝ている場合は、お腹が痛くて非常に体調が悪い可能性があります。野生の防衛本能から、痛みのある場所はなるべく周囲から隠すようにして、誰にも触られたくないと思っているのです。急性膵炎などで腹部の一部に強い痛みがあるときにはうずくまりながらそこの部分を外から舐めたり、噛んだりすることもあります。逆に手足をのびのびとして寝ている場合は割と調子がいいと言えます。


☆座っておしっこをする☆

もし今まで足を上げておしっこをしていた子が年をとって両足をそろえて座っておしっこをするようになったら、片足で立てないくらい足腰が弱くなってきたのかもしれません。その他にもうんちをするときの中腰がつらくなって、ギリギリまで我慢するようになって便秘気味になったり、おしっこの後で立ち上がるときのふらつくようなしぐさで腰椎や股関節の異常を推測することができます。


☆お尻を地面にこする☆

いきなりワンちゃんがおすわりの姿勢になって後ろ足を前に投げ出したような体勢のまま、前足でずるずると歩くのを見たことはないでしょうか。お尻をじかに地面につけてこすっているしぐさです。これはお尻に違和感があるというボディランゲージで、肛門の周りに炎症がおきていたり、肛門嚢が貯まっていたり、便秘で肛門直前までうんちが貯まっていたり、条虫などの寄生虫に感染している場合に見られます。特にお尻をしきりに舐めていたり、お尻やしっぽを触られるのを嫌がっている場合には肛門周囲に炎症がおきている可能性が大です。



簡単にいくつか説明してみましたが、よく観察すればまだまだ気が付くことがたくさんあるはずです。ちょっとしたしぐさの違いを見逃さないように、毎日様子を観察して、なるべく早く病気を見つけることによって、少しでもワンちゃんの健康に役立てましょう。

キーワード

犬 病気 しぐさ