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正しいうんちとおしっこの取り方【その他】

ペットのうんちやおしっこは健康管理において大切な情報源です。年に一度の健康診断のときにも動物病院からおうちでトイレをしたときのうんちとおしっこを持ってきてくださいね。と言われると思います。でも、いざ取ろうとしてもどうやって取ったらいいのか、どうやって持ってきたらいいのか、悩んでしまうのではないでしょうか。
今回はおうちで採取するときのちょっとしたコツをお教えしましょう。



☆うんちの検査☆

動物病院では通常うんちを検査する場合、まず肉眼で観察し、消化の状態、におい、硬さ、異物の有無などを確認します。そしてそのあと二通りの方法で検査を行います。まず直接法と呼ばれる、楊枝の先ほどの少量のうんちをプレパラートに乗せて顕微鏡で観察する方法です。うんちの中の微生物の種類や数、寄生虫の卵の有無を調べていきます。もう一種類の検査法は浮遊法と言って、指の先ほどのうんちを溶液に溶かして上澄みを顕微鏡で調べる方法です。この方が未消化物が沈殿して寄生虫の卵を見やすくなるのです。
その他に特殊な検査として、うんちを染色して消化状態を調べたり、特殊なキットを用いて伝染病を特定することもありますが、どれも一回に使用する量はほんの少しです。


☆うんちの取り方☆

うんちの採取は排泄したものをそのままつまんで容器に入れればよいのですから、比較的簡単だと思います。上記のように、検査にはたいした量は使わないため、全てを持っていく必要はありません。せいぜい親指の頭程度の大きさがあれば十分でしょう。直接手に触れないように十分注意しながらビニール袋ごしに取り、使い捨ての紙コップやよく洗った小さなプラスチック容器に入れて、ラップなどをして持っていきましょう。本体をトイレットペーパーやティッシュなどでくるんでしまうと外観がわからなくなってしまう上に、紙の線維が検査の邪魔になることもあるため、なるべく使わないようにしましょう。


☆持っていき方☆

寄生虫の卵や異常な細菌などは乾燥してしまうと、その存在がわからなくなってしまうことがあります。ですから採取したらならべく早く持っていく必要があります。もし、すぐに持っていくことが出来ない場合でもその日のうちには必ず検査をしてもらいましょう。通常は常温保存でも大丈夫ですが、一部の特殊な検査では冷蔵保存が必要な場合がありますから、保存法については動物病院によく聞いておきましょう。


☆おしっこの検査☆

おしっこは全身からの老廃物ですから、膀胱や腎臓といった泌尿器官だけでなく、肝臓や糖尿病などの状態を知りたい場合にも検査を行います。たとえばその色を見て出血や溶血、黄疸を推測していきます。また、試験紙で尿の比重、pH、蛋白や糖、ウロビリノーゲンやビリルビンの有無を調べていきます。さらに、ペットにとても多い尿路結石症が疑われた場合は、試験管に入れたおしっこを遠心して結石の元となる結晶を沈殿させてその存在を確認する場合もあります。


☆おしっこの採り方☆

このように、尿検査はできれば試験管にある程度貯めることができるほどの量が必要になります。しかしペットは紙コップなどに都合よくおしっこをしてくれないので、おしっこを採る場合にはちょっとしたコツが必要です。
まずワンちゃんでペットシーツにするようにしつけられている子の場合は、ペットシーツを半分だけ折りたたんでおきます。ペットシーツの裏面は水を吸い取らないため、そこに溜まったおしっこをスポイトなどで採取します。またネコちゃんで猫砂が入ったトレイを使用している場合には、砂を極端に減らして砂が吸収しなかった部分を採取するか、砂の一部にラップをかぶせて、そこにおしっこをさせるという方法があります。ワンちゃんでお散歩の途中に地面にしたものを採取する方もいらっしゃいますが、雑菌や異物が入りやすく、土の成分がおしっこに溶けて正確な検査をすることが出来ない場合があります。おしっこはなるべく清潔な場所でしたものをきれいな容器で採取するようにしましょう。


☆おしっこの持っていき方☆

おしっこはその成分がすぐに変わってしまうため、採取したものは一刻も早く検査してもらう必要があります。できれば病院であらかじめ採取用のスポンジやスポイトなどをもらっておき、それで採取したものをビニール袋に入れてすぐに持っていきましょう。動物病院で渡された検査用のスポンジ以外のもの、例えばティッシュなどに染み込ませては異物が入り数値が異なってしまう事もあるため、検査には使えない場合があります。お弁当のお醤油が入っていた小さな容器はスポイト代わりとして使うことができますが、必ずよく洗ってから使用しましょう。



せっかく苦労して取ったのに採取法を間違えたり、時間が経過していたばかりにこの検体では検査することができません。と言われてしまったら、がっかりですよね。どうしてもおうちで取る事が出来ない場合は病院で体内から直接採取することもできますが、大なり小なりペットに無理強いする事になってしまいます。
今回の方法を覚えておうちでもいろいろ工夫してみて、スムーズに採取できるように頑張ってみてください。

キーワード

犬 猫 おしっこ うんち 検査