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動物まめ知識

ワンちゃんの分類 【動物まめ知識】

ワンちゃんにはたくさんの品種があります。これまで日本ではあまり聞いたことのない珍しい品種のワンちゃんを飼われる方も増えてきました。これら純血のワンちゃんたちは、元来の役割によって7つのグループに分類することができます。


☆1.牧羊犬グループ☆

人が家畜を飼うようになって比較的すぐに牧羊犬が存在していたと言われています。牧羊犬は羊や牛などの家畜を盗賊やオオカミなどから守ったり、家畜の群れを追い立てるだけでなく、人の指示に従って家畜を思い通りに集合させたり、正しい場所に誘導する仕事もします。広い牧草地を走り回るスタミナと羊を誘導する瞬発力に加えて、人の指示を正しく理解する状況判断能力にも非常に優れた犬種です。

【主な犬種】
ボーダーコリー/シェットランドシープドッグ/ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなど



☆2.作業犬グループ☆

番犬や救助犬など、財産を守ったり人を警護したり助けたりするために作られたのが作業犬です。そりを引く犬や闘犬などもこのグループに含まれます。比較的体が大きく、がっしりとしているのがこのグループの特徴です。肉体労働をするためのワンちゃんですから、人の指示によく従い、体力があります。番犬に適しているワンちゃんは時として他人に対して神経質であることもありますが、現在は愛玩用で飼われることも多いため、性格はだいぶおだやかになっていると言われています。

【主な犬種】
ドーベルマン/グレート・ピレニーズ/シベリアン・ハスキーなど



☆3.テリアグループ☆

テリアとは土を意味するテラという言葉が語源です。土の中に生息して農作物や家禽などに害を与えるネズミやウサギ、キツネなどの小動物を狩猟する目的で作られたワンちゃんたちのことです。人の指示に従って動くのではなく、自らの狩猟本能によって害獣を退治するので、比較的気性が激しく時には頑固といわれるほどの独立心があります。エアデールテリアを除くと、大きさは中〜小型のサイズです。

【主な犬種】
ワイヤー・フォックス・テリア/スコティッシュ・テリア/ミニチュア・シュナウザーなど



☆4.ハウンドグループ☆

キツネやオオカミ、鹿やイノシシなど四つ足の獣を狩猟するときの伴侶として作られました。このグループは鋭い嗅覚を武器として臭いを元に獲物を追い詰める“嗅覚ハウンド”と呼ばれる品種と、優れた視力で獲物を見つけ、優れた脚力で追いかける“視覚ハウンド”と呼ばれる品種に更に分けることができます。嗅覚ハウンドにはビーグルやダックスフントなどが挙げられ、視覚ハウンドには足の長いアフガン・ハウンドやボルゾイなどがいます。元来イノシシ猟などに使われる柴犬や紀州犬などの日本犬も、臭いをたどって獲物を追いかけるため、嗅覚ハウンドに含まれると言えるでしょう。

【主な犬種】
ビーグル/ダックスフント/アフガン・ハウンド/ボルゾイなど



☆5.スポーティンググループ☆

人が銃を使った猟を行うようになってから作られたワンちゃんたちです。人と一緒に静かに行動を共にし、獲物を見つけたら立ち止まって人に知らせる品種と、撃った後に藪の中や水面に落ちた獲物を回収する品種に更に分けることができ、前者にはジャーマン・ポインターやアイリッシュ・セッターが、後者にはラブラドール・レトリバーやアメリカン・コッカー・スパニエルなどがいます。獲物を見つけても人の指示を待ってじっとしていられる忍耐力、人の指示に的確に従う学習能力、更に走ったり泳いで獲物を回収するスタミナを兼ね備えています。

【主な犬種】
アイリッシュ・セッター/ラブラドール・レトリバー/アメリカン・コッカー・スパニエルなど



☆6.愛玩犬グループ☆

もともとは王様や貴族の富や権威の象徴として飼われていたワンちゃんたちで、純粋に人にかわいがられることを目的として作られました。たとえば、ペキニーズは中国の宮廷の中だけで皇帝の一族のみが飼うことを許されたワンちゃんで、貴族の袖に入れられて室内を移動していました。また、トイ・プードルは16世紀のフランスで猟犬だったスタンダード・プードルを抱き犬の大きさまで小型化して、上流階級の婦人たちの間で流行したと言われています。

【主な犬種】
トイ・プードルー/ペキニーズ/マルチーズ/シー・ズーなど



☆7.ノンスポーティンググループ☆

上記6つのどのグループにも属さないワンちゃんたちです。たとえば、ダルメシアンは馬車と併走するためのワンちゃんで、アメリカではかつて消防車が馬車だった頃から消防署のマスコットとして飼われていました。また、今では生きたぬいぐるみとして愛されているチャウチャウもそもそもは食肉用もしくは毛皮採取用として飼われていました。さらに、ラサ・アプソはチベット原産のワンちゃんで、幸運をもたらす神聖な犬として寺院で飼われていました。

【主な犬種】
ブルドッグ/ダルメシアン/チャウ・チャウ/ラサ・アプソなど




さて、皆さんの愛犬はどのグループのワンちゃんでしたでしょうか?
ワンちゃんたちはそれぞれ能力や性質に特徴をもっています。今の日本ではほとんどの方がワンちゃんを愛玩目的もしくは伴侶動物として飼われていると思いますが、品種が持つ元来の特徴をよく知った上で、飼う環境やどのように飼うのかを考えて犬種を選ぶ必要があります。
流行や見た目だけで判断せず、どんな子とだっだらお互いに幸せになれるのかをよく考えてワンちゃんを飼うようにしましょう。

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