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動物まめ知識

犬の祖先はオオカミです【動物まめ知識】

犬の祖先は一般的にオオカミと考えられています。え〜っ?うちの無邪気極まりない○○ちゃんがぁ??まあまあ、だってずう〜っと昔のことですもの。現在の犬とオオカミを比較してみましょう。オオカミのことを知ると犬がどうして人間と仲良くなったか分かるんですって!


オオカミの種類を知ろう!
オオカミと一口に言っても色々な種類のオオカミが存在します。
主な種類を見てみましょう。

1.ハイイロオオカミ
ハイイロオオカミは最大にして最強のイヌ科動物といわれています。
【分布】
 熱帯雨林と砂漠以外の北半球全域
 森林・平野やツンドラなどに生息
【生態】
 オスとメスのペアを中心とした2〜20頭ほどの群れをつくる
 それぞれの縄張りを持ち、縄張り外から来た他のオオカミを追い払う
【形態】
 イヌに似ているが、体は細く、手足の指が長い
 首の毛は長く、タテガミの長さは12〜15cmある
 彼らは大型のシカ類を捕食するのに適応・進化してきた

2.アメリカアカオオカミ
野生のものは現在絶滅していると考えられています。
【分布】
 アメリカ合衆国
 沿岸平野・森林などに生息

3.タテガミオオカミ
名前にオオカミとついているが、実際にはオオカミの仲間ではありません。
【分布】
 南アメリカ、ブラジルからアルゼンチンにかけて湿地や草原に生息
【生態】
 夜行性で昼間は茂みの中などで休んでいる
 動きが速く、時速90km以上の速度で跳ねるように走行できる
 また雑食性で、果実・昆虫・貝類・両生類・小型の哺乳類などを食べる
 細長いスリムな脚は丈の高い草の間を歩き回るのに適している
 オオカミというよりキツネに近い

4.ニホンオオカミ
日本の本州・四国・九州に生息していた絶滅種
他の地域のオオカミよりも小さく、中型日本犬ほどだが脚が長く、脚力も強かったといわれている。
尾は背側に湾曲し、先が丸まっていて耳も短くなっている。


【オオカミと犬の共通点は?】
骨、歯の形や数
足の指や爪が出たままになっている
皮膚に汗をかくための腺(汗腺)をもっていない
身体能力での走る速さと持久力の高さ
嗅覚も優れているのでニオイで獲物が追跡できる

【オオカミと犬の相違点は?】
オオカミの立ち上がった耳とは異なり、犬では垂れた耳が多くなっている
顔も人間の好みに合わせて犬は丸顔が多い
尾もオオカミはまっすぐ伸びているが、犬は親の気を引きつけるために巻尾が多い

交尾期:
オオカミは一年に一度で成熟をむかえるのもメスは生後2年、オスは生後3年かかる。
犬は旺盛な繁殖力とそれを支える性成熟の早さが求められて、その結果生後7ヶ月くらいから
性的行動がみられ交尾期もたいてい年2回、時には3回ある


人間社会とよく似たオオカミの社会 
オオカミは社会性が強く、群れを作って生活していました。集団で獲物を倒す効率のよい戦術をあみだしたり、また集団での狩りには欠かせない複雑なコミュニケーションを発達させ、獲物の分配と協力のシステムを作り出しました。
基本的に、オオカミの習性や行動などは人間社会のものとよく似ているので、オオカミを祖先とする犬が人間の社会にうまく溶け込めたのもこのことからといえます。


おわりに
犬の祖先オオカミについて少しだけ理解いただけたでしょうか? オオカミが群を作り、コミュニケーションを発達させたことによって、現代の犬が人間社会にうまく溶け込めているという話はすごく興味深いですね。
オオカミについて詳しく知れば知るほど、愛犬を見る目も変わるかもしれませんね!

キーワード

犬 祖先 オオカミ イヌ科 社会