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栄養学

人の薬をペットにあげても大丈夫?【栄養学】

実は動物病院で処方される薬には人間用の薬もあります。
でも注意してください、動物はとても小さいし体の仕組みも違うので人間とは用量が全く違うのです。
人では一般的な薬なのに猫にあげると中毒になってしまう薬もあります。
自己判断は禁物です。



★人の薬はペットの毒★
みなさんもご存知のように、人が食べる物の中にはタマネギやチョコレートなどペットが中毒症状をおこしてしまう物があります。これと同様に、薬にも同じような現象を起こしたり、摂取した量によっては死にいたらしめてしまう成分がたくさんあります。

また、人が薬を飲む際も薬の量を間違ってしまうと、病状の悪化や副作用を起こす危険性がありますね。ペットの場合も同じです。人より体重が少ないからといって人の薬を減らして与えても、病気が治るどころか効果が強すぎたり副作用が出てしまいとても危険なのです。

人の薬はペットにとって毒であると認識し、絶対ペットの手の届かないところに置いておき、誤ってペットが口にしないようにする事が重要です。


★人とペットの違い★
人とペットでは見た目が全く違うように、薬の吸収・代謝速度などの内臓の働きが全く違います。人には薬として、病状の回復などの機能を起こしてくれたとしてもペットにとっては異なる効能や副作用が出てしまいます。

また、人とペットだけではなく、犬用や猫用のフードやサプリメントが存在するように犬と猫も全く違うのです。このため、同じ生物だから同じ物を口にしてもよいという考えはとても危険です。


★猫に人間の鎮痛剤は絶対にダメ!★
薬物に対する感受性が違うことを上記でお話しましたが、特に猫の肝臓における解毒機構は人や犬と異なるため、猫は中毒を起こしやすい動物といわれています。

代表的なものに、人の風邪薬や鎮痛剤に含まれるアスピリンという物質があります。これを猫が1錠(大人用)口にしてしまうと中毒をおこし、数錠摂取してしまうと死んでしまうこともあります。その他にも、人が日常使用する薬から抗癌剤に至るまで猫に使えないもの、あるいは用量に注意しなければならないものがたくさんあります。
くれぐれも特に猫には人の薬を与えないように注意してください。


★おわりに★
ペットに人の薬を飼い主さんの判断で飲ませては絶対にいけません。

もう一度だけ、伝えておきます。体が小さいからといって、人の薬を少量あげてしまうと薬の成分によっては、かわいいペットの命をおびやかす危険性があるのです。

ペットの体調が悪くなった場合は、人の薬を飲ませずに、動物病院で処方してもらった薬を飲ませてあげなければなりません。また、逆に動物用医療薬品を誤って飼い主さんが飲まないように気をつけてください。

キーワード

犬 猫 薬 鎮痛剤 中毒