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はぐれ獣医の皮膚病研究所

犬アトピー性皮膚病変におけるCCケモカイン受容体4(CCR4)mRNAの発現

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CCケモカイン受容体4(CCR4)はTh2細胞を選択的に発現するG蛋白共役7膜貫通受容体で、炎症部へのTh2細胞の輸送に重要な役割を果たしている。

この研究において、犬のアトピー性皮膚炎における皮膚病変で起こるアレルギー反応でのCCR4の潜在的な役割を検査するため、完全長の犬のCCR4cDNAをクローン化し、特徴付けた。

この研究で報告した犬のCCR4 cDNAは360のアミノ酸をコード化した1083のヌクレオチドの読み取り枠を含んでいた。

犬のCCR4の予測したアミノ酸配列は人、マウスそしてモルモット対応物でそれぞれ91.9、85.3、84.5%の相同性を示した。CCR4mRNAの発現は胸腺、脾臓、心臓、小腸そしてリンパ節など様々な組織で検出された。

さらにCCR4mRNAはCCR4のリガンドでthymus and activation-regulated chemokine (TARC)のmRNAと一緒にアトピー性皮膚炎の犬の病変のある皮膚に優先的に発現していた。

今回の研究でCCR4は犬のアトピー性皮膚炎の免疫病原性に強く貢献していることが証明される。


Expression of CC chemokine receptor 4 (CCR4) mRNA in canine atopic skin lesion.
Vet Immunol Immunopathol. 2002 Dec;90(3-4):145-54.
Maeda S, Okayama T, Omori K, Masuda K, Sakaguchi M, Ohno K, Tsujimoto H.


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