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検査

尿検査で分かる事 [検査]

みなさんは尿検査とはどんなことを調べてどんなことがわかる検査なのかご存知ですか?
尿を採取して、病院に提出するだけのペットに負担の少ない検査ですが、いろいろな病気を診断するためにはかかせない検査です。
今回は尿検査について詳しくお話したいと思います。



★どんな症状の時に尿検査が必要なの?★

尿検査は、腎臓から尿管、膀胱、尿道といった泌尿器の疾患が疑われる時に多く行われます。おしっこの量、回数、色、におい等、出方などに異常があるときに、膀胱の炎症や腫瘍などを疑い、尿検査を行います。
また、脱水、高齢、血液検査の結果などから腎不全や糖尿病などが疑われた時にも、尿検査は欠かすことができません。


★尿検査で分かることは?★

尿検査では、腎臓や肝臓、胆嚢などの機能を調べる事ができます。また、糖尿病や心不全、結石の有無についてもわかります。
ここでは、尿検査で調べる代表的な項目を紹介します。

【見た目】
採取した尿はまず、色、泡の有無、濁度、比重などの一般性状について検査します。
色は淡黄色〜黄色が正常で、濃すぎても薄すぎても病気の可能性があります。赤色の場合は血液が含まれていることがあり、また、溶血性貧血で赤血球が体内で壊されていると、その残骸が尿中に出るため、真っ黒い尿が排出されます。
泡がある場合はタンパク尿、濁りが強い場合は細胞成分や細菌を含むことが疑われます。

【尿比重】
尿の濃さを調べます。
腎臓がダメージを受けると、尿を濃縮することができず、体に必要な水分も尿となってしまうため、尿はとても薄くなり比重は軽くなります。このように濃縮率を調べる事によって、血液検査と併用して腎臓の機能を推測する事ができます。

【pH】
pHとは尿が酸性か中性かアルカリ性かを調べる検査です。
もし膀胱内に結石が出来ている場合はpHの結果で結石の種類を推測する事ができます。また結石ができていない状態でも、pHが酸性かアルカリ性にかたむいている場合は結石ができやすい体質になっているとして、早期予防をする事もできます。
また、アルカリ尿の場合は細菌感染が疑われます。

【尿糖】
糖尿病などで高血糖になった場合、通常は腎臓で吸収されるべき糖が尿中にあふれ出てきます。これを尿糖といい、尿糖が陽性になると高血糖の状態が長く続いている事になります。
また、糖尿病が進行すると血液中のケトン体と呼ばれる物質が増加し尿中に出てきますので、その数値を調べる事で糖尿病の進行程度を知る事ができます。

【ビリルビン】
尿中ビリルビンは黄疸を調べる指標のひとつです。
黄疸は肝臓や胆道に異常があるときに発生し、体中にビリルビンと呼ばれる黄色い物質が蓄積してしまった状態で、尿中にもビリルビンが排出されます。

【タンパク】
腎疾患になると尿にタンパクが混じってきます。これを尿タンパクといい、腎不全の診断や病気判定などに役立ちます。


★尿検査で使用する尿は?★

尿は病院で採取してもらうこともありますが、ペットが自然に出した尿を飼い主さんが採取して持ってくる方法もあります。おうちで採取するときには病院からもらった専門の医療用容器に採取するのが一番ですが、もしない場合はなるべく清潔な器具で採取するようにしましょう。
また、尿は時間が経過すると化学変化を起こしてしまい、正確な検査結果が出ない場合や、混入した細菌が繁殖してしまう可能性がありますので、できるだけ新鮮なおしっこを病院に持っていくようにしましょう。


★おうちでもできる尿検査★

化学的な検査は病院で行わなければなりませんが、回数や色、一回の量などはおうちで観察する事ができます。
いつもと違う色やニオイをしていないか、おしっこの量が少なくないか、おしっこに血が混ざっていないかなど、普段の生活との変化を気づいてあげる事で病気の予防につながります。
また、最近ではおしっこのpH値を家庭で検査できるグッズなども販売されていますので、そのような検査キットを使用して簡単な尿検査を行う事もできます。


★おわりに★

それだけでも体調の変化に気づいてあげる事ができるため、おしっこの回数や色を観察することも立派な尿検査です。
毎日一緒にいる飼い主さんだからこそ些細な変化に気づいてあげる事ができると思いますので、大切なペットのために、トイレを掃除する度にチェックするようにしましょう。

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