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はぐれ獣医の皮膚病研究所

犬のアトピー性皮膚炎の治療におけるシクロスポリンの長期使用

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最低6ヶ月シクロスポリン(CsA)で治療したアトピー性皮膚炎(AD)に罹患した犬51頭の回顧的研究で、投与の頻度と臨床症状をコントロールするための継続治療の必要性を評価した。この研究では診療記録そしてアンケートと電話追跡で飼い主より提供された情報の両方を評価した。検査パラメータ、起こりうる副作用と飼い主の満足を評価した。シクロスポリンの投与量は1日1回5mg/kg、経口投与で6〜30ヶ月投与した。

研究期間の終了時に、28頭の犬(55%)が、アトピー性皮膚炎の臨床症状をコントロールするためシクロスポリンの継続投与が必要であった: 8頭 (15%)は一週間に2〜3日投与し、10頭(20%)は一週間に4〜5日投与し、10頭(20%)は毎日投与が必要だった。限局性の反応(22%)であるか臨床応答に達した(24%)ので、6〜24ヶ月後に23頭(45%)の犬はシクロスポリンを中止した。 シクロスポリンで治療したアトピー性皮膚炎の何頭かの犬は、臨床症状をコントロールするのに毎日の投薬は必要ではない、もしくは継続治療さえ必要ないかもしれないことを結果が示している。検査所見の異常はシクロスポリンによる治療中、13頭(25%)で検出された。2頭の犬が口腔増殖に発展し、3頭の犬は多毛症に発展した。40人の飼い主(78%)は治療期間中、それらの犬の有害事象を全く報告しなかった。 36人の飼い主(71%)がアトピー性皮膚炎の犬の治療としてシクロスポリンに満足した。

Long-term use of cyclosporine in the treatment of canine atopic dermatitis
Veterinary Dermatology;Volume 16 Issue 2 Page 81 - April 2005
STACEY N. RADOWICZ and HELEN T. POWER



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