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飼い方

里親になるということ 【里親になるということ】

飼いたい!と思ったときにペットを手に入れる方法はペットショップで購入する、ブリーダーから直接譲渡してもらう、などいくつかありますが、地元の愛護団体や保護施設から身寄りのないペットを引き取って里親になるのも一つの方法です。
ペットの里親になるという事は、具体的にどういうことなのか、探ってみましょう。



★不幸なペットが多すぎる★

悲しい話ですが、全国では年間60万頭にもなるペットたちがさまざまな理由で処分されています。この中には人に飼われたことのない野良犬や野良猫ばかりでなく、迷子になって飼い主の見つからない子や、やむをえない事情で飼い主から手放された子もいます。
これらの子を少しでも救いたい、次の飼い主を見つけてあげたい、と活動されているのが里親会や愛護団体の方々で、常に全国のあちこちで里親を募集しています。


★里子となっているペットたち★

里親を募集しているペットたちはやはり雑種の子が多いようです。ペットショップでは雑種は売っていませんから、もし特定の品種の子を望むのでなければ、このような場所から探してくるのも一つの手です。雑種は純血種の弱い部分を打ち消していると言われるため、一般に丈夫で賢いといわれています。それに世界に1頭だけの姿かたちというのがなによりも自慢になると思いませんか。
ペットショップで売られている子のほとんどは生後1歳未満の子ですが、里親を募集している子はそのような幼い子たちばかりとは限りません。大きくなってから元の飼い主から手放された子もたくさんいます。大人になってしまっているペットは新しい飼い主に懐かないのでは? と不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、人懐こい子が里子にだされていることも多く、そうでない子もスタッフが時間をかけて愛情を持って接することで人に心を開くようになった子もたくさんいるようです。


★里親の条件★

多くの愛護団体では譲渡する里親には一定の条件を求めています。それは、里子のペットがもう二度と悲しい思いをしないように、里親が愛情豊かで責任感のある飼い主さんになりうるかどうかを判断するためです。

具体的には

・飼育環境(住まいは一軒家もしくはペット可集合住宅か、基本的に室内飼育できるか)
・家族構成(小さな子供がいないか、留守をすることが多い一人暮らしではないか、家族全員が里親になる事を望んでいるかどうか)
・最後まで責任を持って飼うと約束できるかどうか(ワクチンや避妊手術など必要な病気の予防措置をとれるか、脱走や迷子に対する予防措置をとれるか)


などです。


★里親になる手順★

各団体によって里親になる手順はさまざまですが、基本的には

1.里親の申し込みをする
2.里親として適しているかどうかの審査を受ける
3.希望のペットと面会をする。場合によっては試用期間として短期間一緒に暮らしてみる
4.正式に譲渡を受ける


となる場合が多いようです。
始めに申し込みをする段階でこちらの要望を伝えます。たとえば、すでにワンちゃんが1頭いるので人とも犬とも仲良く出来る子がいい、とか、以前に飼っていたネコちゃんによく似た茶トラのネコちゃんを希望する、などです。
ペット自体にお金がかかることはほとんどありませんが、譲渡以前に打ったワクチンや手術などの代金は必要になる事があります。


★家に迎える準備★

家に迎えるときには、その子のことをよく聞いておきましょう。特に今までどういった生活をしてきたかはとても大切です。たとえば、野良犬生活が長かった子はゴミ箱をあさったり、拾い食いをする癖があるかもしれません。また、今までたくさんの兄弟達と暮らしてきた子は一人でお留守番が苦手かもしれません。それぞれの個性を理解して受け入れてあげましょう。
おうちの中に入れてもしばらくは静かに様子を見てあげましょう。住む場所が変わるというのは、ペットにとっては大変なストレスなので、それだけで体調を崩してしまう子さえいます。その子が使っていたタオルなどを譲ってもらっておくと、心を落ち着かせる助けになるでしょう。始めのうちは今までとなるべく同じリズムで生活をさせ、食事もできれば今までのものを食べさせるか、徐々に変えていくようにしましょう。


ペットに里親が必要なのは、やはり不幸なペットが多いせいだと思います。飼い主のいない子を減らすためには避妊去勢手術を行うようにしましょう。また、普段からペットを脱走させない(外に自由に行かせない)ような飼育を心がけ、迷子になってもすぐ飼い主が見つかるように迷子札やマイクロチップを装着するなどの措置を行っておきましょう。
どのペットも幸せな一生がおくれるようになるといいですね。