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はぐれ獣医の皮膚病研究所

ラム肉、牛肉、牛乳に対する犬の皮膚食物有害反応の原因となるアレルゲンの確認

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ラム、牛肉そして牛乳は犬の皮膚食物有害反応の一般的な原因である。この研究の目的はこれらの食事に対する皮膚の有害反応の原因となる蛋白を認識することであった。ラム、牛肉そして牛乳に対する抗原特異血清免疫グロブリン(IgE)を持った10頭の犬でこの研究を行った。
これらの犬はそれと思われる病歴と除去食トライア後の暴露試験により皮膚食物有害反応と診断されていた。血清は牛の蛋白を使ったELISAと、ラム、牛肉そして牛のミルクの抽出液を使ったドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動免疫ブロット法で分析した。
全ての犬が牛のIgGに対する特異IgEを持っており、研究した血清のIgEに結合した牛乳抽出液の唯一の蛋白であった。ラムと牛肉の抽出液において、ほとんどの血清の特異的IgEによって認識された主要アレルゲンは、ホスホグルコムターゼとIgGのH鎖として認識される51-58kDaの分子量を持っていた。27、31、33、37そして42kDaの分子量を持った他のIgE結合蛋白も、いくつかの血清から検出された。
我々の結果が示すのは、牛乳でウシIgGは主要であり、従ってウシIgGは牛肉、そして羊の免疫グロブリンと高い相同性のためおそらくラムと交差反応する源であると思われる。これらの結果は人における食肉アレルギーに対し発見されたものと類似している。しかしこれはホスホグルコムターゼが、初めてラムと牛肉に対するアレルギー反応に関連する重要なアレルゲンであると確認されたものである。

Identification of allergens responsible for canine cutaneous adverse food reactions to lamb, beef and cow’s milk
Veterinary Dermatology
Volume 15 Issue 6 Page 349 - December 2004



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