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はぐれ獣医の皮膚病研究所

犬の若年性フレグモーネに対するグリセオフルビンの効果

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若年性フレグモーネは通常子犬に見られ、下額リンパ節を巻き込む稀な特発性肉芽腫性そして膿庖性疾患である。通常、高用量のグルココルチコイドが治療の選択になる。グリセオフルビンは免疫調節機能も有する静真菌性抗生物質で、時折人の特発性炎症性皮膚疾患に用いられる。
この研究の目的は犬の若年性フレグモーネの治療においてグリセオフルビンの効果を観察することであった。若年性フレグモーネの6頭を観察した。診断は臨床兆候と標準的な診断手技の両方に基づいて下され、真菌疾患は慎重に除外した。これらの犬はいかなる他の治療を行わず、グリセオフルビン(14.2-34 mg/kg 経口投与, 1日2回)で治療した。臨床所見に基づき、グリセオフルビンの効果はexcellent (2週間以内で完全に消散), good (4週間以内で完全に消散), fair (4週間以上で完全に消散), そして poor (消散しない).として評価した。2症例はexcellentで、4症例はgoodであった。すべての症例は3週間以内に完全に消散した。いかなる犬において副作用は認めらなかった。この研究においてグリセオフルビンは犬の若年性フレグモーネの治療に効果的であると思われた。疫学は不明であるが、グリセオフルビンは病変において下行制御信号を誘発すると仮定される。さらなる観察がグリセオフルビンの臨床効果の理解に必要である。

Efficacy of griseofulvin for juvenile cellulitis in dogs
Veterinary Dermatology;Volume 15 Issue s1 Page 26 - August 2004
K. Shibata and M. Nagata


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