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健康相談室

愛犬・愛猫の健康相談室【皮膚の赤みについて】

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Q.飼主様:

口のまわりが赤くなっており、前足の付け根と、前足(指先の指と指の間)が赤くなっており、よく体をかいている。医者にみせましたが、ダニなどではないとのこと。

TVなどで、一度同じ症状をみましたが、それはアトピーと言われておりましたので、うちの子もアトピーではないかと心配です。
シャンプーなどはナチュラルなものを使ってますが・・
いろんなアドバイスお願いします。


A.先生:

ご質問の件ですが、症状などからすると確かにアトピーの疑いは強いですね。
ダニのような外部寄生虫、接触アレルギー、純然たる食物アレルギーが否定されれば、ほぼ間違いないのではないでしょうか?
それでは、アトピーの場合、どうしたらよいか?
その原因には、体質や生活環境など多枝にわたり、そのために免疫のバランスや皮膚のバリヤー機能が障害されます。
治療は、少しでも正常なレベルに近づけることが目標となり、そのためには、多面的なケアーが必要になります。
簡単にご説明いたします。

@環境管理
衛生管理(掃除洗濯など)、生活環境の改善、生活のサイクルや精神状態・精神衛生面の安定など
A食事管理
栄養バランス、体格の適正化、栄養素の補充
B薬物療法
抗炎症、抗精神、抗菌・抗真菌、外用ほか、免疫療法など薬物的療法が主体となっているのが、現実の状況かと思います。

しかし、最近は、飼主の方々も、薬物を使わず、食事療法やシャンプー療法、又はサプリメントなど、体への負担を考えてマイルドな治療を選択する傾向が見受けられます。
実際、即効性はないものの、良い成果が得られているケースも多いかと思います。
一番大事なのは、身体的、精神的に健康な状態を維持することで、それなくして薬物のみに頼ることは、最終的に体がボロボロになってしまいます。

まず、アレルギーテストをしてみるのも良いかもしれません。それによって、現在反応の強い原因がつかめるかもしれません。それを知ることにより避けられるものは、除去し、難しければ、バリアー機能の正常化を目指した治療や異常な免疫を整えるためのサプリメントの使用など、焦らず続けていくことをがポイントとなると思います。

すぐには良くなりません。もしすぐに良くなる薬(ステロイドなど)であれば、長く使うには不適当かと思います。
その状況にあった薬物を必要かつなるべく短い期間だけ使いながら、少しでも良い状態に維持していく多面的なマイルドな治療を施していく、これが基本と考えます。



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