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はぐれ獣医の皮膚病研究所

181頭の掻痒症の犬において食物有害反応の診断における家庭食と鶏肉加水分解食を使ったの一連の症例の回顧的分析

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この回顧的研究の目的は犬の食物有害反応(ARF)の診断において家庭食と鶏肉加水分解食を比較することだった。

72頭の犬に家庭食を与え、109頭の犬に加水分解食を与えた。飼い主は説明時に食事のタイプを選択し、家庭食の成分はそれぞれの犬の食事の履歴に依存して選択した。

外部寄生虫感染と細菌感染は試験中に治療した。食事試験の前、6週間の試験中、もとの食事の暴露の後に皮膚と胃腸管症状と痒みのスコアを記録した。試験中に痒みが解消し食事暴露で再発した場合に食物有害反応と診断した。

統計学的に有意差はなかった(市販食18.1% ; 加水分解24.7%, P = 0.377)が、ドロップアウト率は家庭食の方が低かった。家庭食を使った10頭(17%)の犬と、加水分解食を与えた15頭(18.3%)が食物有害反応と診断された。

胃腸管症状は食物有害反応がない犬より食物有害反応がある犬のほうがより多く認められた(P = 0.001)。家庭食グループの他の11頭(18.6%)と加水分解食グループの20頭(24.4%)は主にアトピーのような他の痒みを伴う疾患と共に食物有害反応を呈した。

2つのグループ(食物有害反応 P = 0.837 続発性食物有害反応P = 0.416)における食物有害反応の同じような診断頻度は、鶏肉加水分解食が犬の食物有害反応の診断において家庭食よりも有益な代替手段であるかもしれないことを示した。

前向き交差研究がこれらの調査結果を確認するために必要と思われる。

A retrospective analysis of case series using home-prepared and chicken hydrolysate diets in the diagnosis of adverse food reactions in 181 pruritic dogs.
Vet Dermatol. 2006 Aug;17(4):273-9.
Loeffler A, Soares-Magalhaes R, Bond R, Lloyd DH.



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