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はぐれ獣医の皮膚病研究所

犬の緑膿菌感染で引き起こった膿皮症:20症例

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この報告において、病変のある皮膚からの細菌培養において緑膿菌が単独で分離された膿皮症の治療と臨床結果と同様に、組織学的、臨床的、組織病理学的そして細菌学的兆候について記述します。

20頭の犬でこの回顧的研究を行った。全身性あるいは局所性皮膚疾患の既往歴を伴わない7頭の犬は、背部体幹痛の突然の発現に特徴付けられた急性深部緑膿菌性膿皮症を呈した。これらの犬の皮膚病変は紅斑性丘疹、出血性水疱、背部に限られた潰瘍そして出血性落屑からなった。

経口フルオロキノロンによる3〜4週間の治療で素晴らしい臨床応答が得られた。緑膿菌性膿皮症と関連したよりゆるやかに発現する皮膚病変を伴う13頭の犬は皮膚、耳あるいは全身性疾患の既往歴があり、以前に抗生物質そして/あるいは免役調節薬で治療したことがあった。

これらの犬の皮膚病変は不定で、表層性そして深部スタフィロコッカス膿皮症で述べられている病変と似ていた。このグループにおいて、1頭の犬は治療開始前に安楽死させられ、2頭の犬は追跡に失敗したが、局所スルファジアジン銀(1頭)、3〜12週間のフルオロキノロン(6頭)あるいはセファレキシン(2頭)の経口投与で9頭の犬は病変が消散した。桿菌は細胞学的にいつも検出されるというわけではなかった。

深部緑膿菌膿皮症の犬の組織病理学は、激しく穿孔する化膿性毛嚢炎とフルンクローシスによって特徴付けられた。


Pyoderma caused by Pseudomonas aeruginosa infection in dogs: 20 cases.
Vet Dermatol. 2006 Dec;17(6):432-9.
Hillier A, Alcorn JR, Cole LK, Kowalski JJ.




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