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皮膚

シャンプーの成分と選び方[皮膚]

愛犬のケアの中でもシャンプーの必然性は高いほうです。人間同様、ワンちゃんにもお風呂の習慣は必要です。古い抜け毛をそのままにしておくとノミやダニ、臭いの発生によりアレルギーを起こしたり皮膚病の原因にもなります。でもシャンプーの成分っていろいろと書いてあって難しいですね。

★シャンプーの選び方★

最近では、シャンプーといっても市販されているものはたくさんの種類が存在するため、どれを使えばいいのか悩んでしまいます。そこでポイントとなるのがシャンプーの成分です。

市販されているシャンプーはそれぞれ成分が違いますが、ワンちゃん達も被毛や皮膚の質が違う為、評判が良いものや人気があるものが必ず自分の飼っているワンちゃんに合うとは限りません。ワンちゃんに合ったシャンプーを探すには、ワンちゃんの体質を理解した上で、使用するシャンプーの成分をチェックする事が重要です。

皮膚が弱いワンちゃんにノミ・ダニ用のシャンプーを使用したり、乾燥肌のワンちゃんに油肌用のシャンプーを使用すると症状が悪化しますので、十分注意しましょう。

シャンプーの成分には、毛艶をよくするもの、皮膚に優しく低刺激のもの、毛をフワフワにさせるもの、乾燥肌に効果があるもの、虫除け成分が含まれているものなど多種多様です。代表的な成分と効能をいくつかあげますので参考にしてください。

オートミール:アレルギーの皮膚のワンちゃんに効果的です。
アロエ成分:炎症や乾燥肌を和らげ、皮膚生成にも優れています。
グリセリン:フケの防止になります。


シャンプーの成分欄には聞いたことが無いような成分がたくさん書かれており、どれを使ってよいのか分からない時があります。そういう場合はパッケージの柄や匂い等で選ぶのではなく、獣医師やトリマー等の専門家に相談してみましょう。ワンちゃんの皮膚や被毛に合った適切なシャンプーを選んでくれるはずです。シャンプーの成分をよくチェックし最適なものを選んであげましょう。

★シャンプーの種類★

シャンプーにもいろいろ種類がありますが、大きく分けると水で流すタイプとそうでないものがあります。

1)水を使用するシャンプー

人間が使用するものと同じ使い方のシャンプーです。短毛用、長毛用、白毛犬用、全犬種用、ノミダニ用、薬用などがあります。

それぞれ成分が異なるので、飼われているワンちゃんの体質に合ったシャンプーをお使いください。その中でも薬用シャンプーは、皮膚疾患のあるワンちゃんの治療を目的としたシャンプーです。

しかし、薬用シャンプーと表示されていても、適応する症状や病気は異なります。自分で勝手に決めず、動物病院で相談し適切なシャンプーを使用しましょう。

2)水のいらないシャンプー

汚れ落としの効果は水を使うシャンプーより劣りますが、お出かけ先で汚れたときや部分洗い、病気のとき、老犬には手軽に使えて便利です。

スプレータイプ
直接汚れた部分に吹きかけ、後は拭き取り乾かします。シャンプーの苦手なワンちゃんや部分的な汚れを取り除きたい時にお勧めです。


ドライタイプ
粉末タイプのシャンプーです。水を使用しないので、寒い冬などには最適です。


シャンプータオル
ウェットタイプのタオルです。汚れた部分を拭き取るだけなので簡単に使用できます。


消臭剤・香水
犬種によって体臭の匂い方が違うので、汚れてはいないがニオイだけが気になるという方にお勧めです。香水はショップに行くといろいろな種類がありますのでオーナー様も楽しめます。

定期的に皮膚や被毛の汚れを落としたり、シャンプーをすることで皮膚の状況をチェックするのも重要ですが、ただ洗えばいいものではありません。洗う前に、被毛のもつれをほぐしておかなければなりませんし、洗った後はよく乾かさなければなりません。これを怠ってしまうと皮膚病の原因につながります。

皮膚に合ったシャンプーを選び、日頃の必要なケアを持続し、家族の一員であるワンちゃんに出来るだけ心地よい生活が送れるように心がけておきましょう。




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