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はぐれ獣医の皮膚病研究所

犬ニキビダニ症の診断で皮毛引き抜きおよび滲出物顕微鏡検査の相対感度

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この研究で犬ニキビダニ症の診断に対する深部皮膚掻爬、皮毛引き抜き、滲出物顕微鏡検査の感受性を比較した。

ニキビダニ症と診断された67頭の犬を研究に使用した。

30頭は局所、37頭は全身性ニキビダニ症だった。

67頭中27頭は併発疾患(二次的感染)で40頭は非併発型だった。

各犬で、単一病変を無作為に選択し、深部皮膚掻爬、皮毛引き抜き、滲出物があれば(n=13)滲出物を入手した。

皮膚掻爬と滲出物顕微鏡検査は、2.2x2.2mmのカバーガラス下を検査し、trichographyでは皮毛100本を評価した。


最低1つの寄生虫要素はtrichogramsで85.1%、滲出物標本で100%認められた。

寄生虫要素の数は、他の2つの方法と比べ皮膚掻爬でより多かった。

皮膚掻爬の診断鋭敏度は、サンプルの合計数に対し(P=0.002)、局所病変(P = 0.004)、非併発型(P = 0.002)の犬から入手したそれに対し(P=0.004)、疾患の皮毛引き抜きの診断鋭敏度よりも高かった。

皮毛引き抜きの診断鋭敏度は、局所および非併発型と比較し、全身および併発型ニキビダニ症でより高かった。


それらの結果をもとに、滲出物顕微鏡検査は、深部皮膚掻爬と同等の感受性を持つと思われ、trichographyは全身性および併発型ニキビダニ症で価値があるかもしれないが、陰性結果でルールアウトは出来ない。


Relative sensitivity of hair pluckings and exudate microscopy for the diagnosis of canine demodicosis
Vet Dermatol. April 2007;18(2):138-41.
Manolis N Saridomichelakis, Alexander F Koutinas, Rania Farmaki, Leonidas S Leontides, Dimitris Kasabalis



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