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はぐれ獣医の皮膚病研究所

猫の皮膚疾患治療における経口シクロスポリンの使用:23症例の回顧的分析

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猫の皮膚疾患の治療におけるシクロスポリンA(CsA)の使用に関して限られた情報しかない。

ゆえに、この回顧的研究の目的は、好酸球性肉芽腫(EG)、好酸球性プラーク、無痛性潰瘍、線状肉芽腫、特発性掻痒そして口内炎の治療におけるシクロスポリンの効果を記述することだった。

1999年から2004年にシクロスポリンで治療した猫の皮膚疾患症例をコンピューターで検索した。病歴、臨床症状そして診断検査に基づいて、症例を可能な限り3つのグループに分類し、23症例を選択した。


7頭の猫が次の一つ以上に罹患していた。好酸球性肉芽腫(EG)、好酸球性プラーク、無痛性潰瘍そして/あるいは線状肉芽腫(グループA)、8頭の猫が特発性掻痒(グループB)そして、8頭の猫が形質細胞性口内炎(グループC)に罹患していた。経口シクロスポリンの投与量は5.8〜13.3mg/kgだった。

完全血清血液分析、身体検査を1か月に1度(最低6ヶ月間)検査し、すべての猫をモニターした。来院時(0日、30日、60日、 90日)にビジュアルアナログスケール(VAS)で0〜10段階でスコア化(病変と掻痒の重症度)し、治療に対する反応を評価した。

グループAとBのすべての猫が治癒し、隔日治療で維持できた。

グループCでは4/8頭が寛解したが、残る猫はまずまず-良い改善しかしなかった。血液学的そして生化学的検査でシクロスポリン投与による明らかな異常を検出することは出来なかった。


The use of oral cyclosporin to treat feline dermatoses: a retrospective analysis of 23 cases.
Vet Dermatol. 2006 Jun;17(3):201-6.
Vercelli A, Raviri G, Cornegliani L.



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