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しつけ・行動・マナー

上手なお留守番の仕方 【しつけ・行動・マナー】

愛犬に玄関先で「行かないで、行かないで。」と愛らしい目で訴えられると胸が締め付けられますよね。 ついつい外出直前や帰宅直後には「ごめんね」と、大げさに抱きしめてしまうものです。実はこれ、ワンちゃんをしつけるためにはしてはいけないことなのです。
お留守番は「さりげなく意識して・・意識させない」ことがコツです。



★お留守番の出来ない犬、分離不安症★

ワンちゃんが一人でお留守番をする時や飼い主さんが外出しようとする時、あまりに寂しすぎて、不安のはけ口として問題行動を取ってしまう場合この症状を分離不安症と呼びます。

具体的には留守中に限って

・ トイレ以外のところに排泄してしまう。
・ 吠え続ける。
・ 物を破壊する。
・ 自分の体を異常になめたり、時には下痢や嘔吐をする場合もある。


などの行動が見られます。

分離不安の治療および予防にはお留守番に慣らすと共にお留守番できるワンちゃんに成長させる育て方をする必要があります。


★分離不安症を引きおこす行動★

もしあなたの飼っているワンちゃんに分離不安の症状がある場合、外出直前のあなたの行動を思い返してみてください。帽子をかぶる。決まったカバンを持つ。鍵掛けから鍵を取るなどの決まった行動を取っていないでしょうか?
これらの行動は飼主さんがいなくなる信号としてワンちゃんの不安を高めてしまいます。もしこういう決まったパターン行動があればそれを使ってわざと不安感を崩してあげることが有効です。例えば意味もなく帽子を何度も取り上げて行ったり来たりする。カバンを持って一緒に散歩に行ってみる。鍵を持ってほんの一瞬外へ出てすぐ帰ってくるなどです。


★お出かけは「さりげなく」★

冒頭でお話しましたが、愛犬をお留守番させる際に大げさに振舞うことは誤った行動です。「あなたをひとりにさせますよ」「ひとりっきりは寂しかったよねえ」と愛犬に伝えていることになるからです。

外出前、帰宅後はできるだけ「さりげなく」「いつもどおりに」行動しましょう。出かける時は黙ってするっと外出してください。帰ってきて30分くらいは大げさに声をかけたりすることなく普通にしてしばらくしてから声をかけてください。


★ワンちゃんの精神面を育てましょう★
 
まずは、ひとりで過ごすことができるよう育てることが大切です。在宅中もわざと別室で過ごしたり、ケージの中に入れたりして「ひとりの時間」を少しずつ増やし、自立心を育てましょう。

できればお留守番時には必ずケージの中で過ごさせるようにしましょう。そうすることで誤って電気コードをかじってしまったり、床上の小さいおもちゃなどを飲み込んだりする危険を排除することができますし、なによりも落ち着いた場所で過ごさせることができます。もちろん大切な物を壊されたり、ゴミを盗み食いしたりする心配もなくなります。

まずはハウスを「安眠できる場所」として覚えさせ、リラックスしてくれるように練習しましょう。これを”クレートトレーニング”と呼びます。

なかなか入らないからといって無理やり押し込んだりしてはいけません。意地になって嫌がってケージが嫌いになってしまいます。
はじめはハウスで食事を与えたりガムなどのおやつを入れたりして、「ケージ=心地よい場所=自分の居場所」と覚えさせましょう。
ケージにはコングなど長時間遊べる大好きなおもちゃを入れてあげるのも良い方法です。


★30分間お留守番が出来るようにしましょう ★

実は愛犬が一番不安になる時間帯は、飼い主さんが外出した直後の30分です。この時間が最も分離不安の行動も現れやすいとされています。

もし、愛犬が留守番を苦手とするのであれば、この最初の30分に着目してお留守番の練習を始めましょう。

声をかけずにさりげなく玄関を出ます。初めのうちは無理をせず、1分たったら戻ってあげましょう。1日1回ずつ、同じ時間を3日以上続けてください。

その後は、1〜2分ずつ時間を増やしていきます。慣れてきたら時間に長短をつけ、不規則な長さでのお留守番にも慣れさせましょう。

途中であきらめてしまったり、「ごめんね」といつもより過剰に対応したりするのは、せっかくの愛犬の自立を妨げる行為であることを忘れずに取り組みましょう。


ワンちゃんの精神的な成長は根気強く取り組むことが重要です。
単純にお留守番に慣らすというだけでなく、精神的に3歳児から小学生〜中学生くらいに成長させるつもりで普段から接する事でお留守番が賢くできるワンちゃんに成長させましょう。

キーワード

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