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しつけ・行動・マナー

クリッカーを使ったしつけ方法 【しつけ・行動・マナー】

飼い主さんが愛犬を褒めたとき、きちんと飼い主さんの気持ちが愛犬に伝わっていますか? 愛犬が首をかしげたりしていませんか?
 
犬は、人間の声のトーンを聞き分けたり表情を読み取ったりすることが出来る為、低い声で褒めても愛犬にとっては「飼い主さんに褒めてもらえた!」と受け取れない場合もあるのです。
そこで今回は、愛犬を上手に褒められるようにクリッカーを使ったしつけをお話したいと思います。



★クリッカーってなんだろう?★

皆さんは、クリッカーという道具の名前を聞いたことはありますか? クリッカーとは、愛犬を褒める道具なのです。
クリッカーは、もともと人のコントロールが困難なイルカやゾウや馬などのしつけをする目的で作られました。

旧クリッカー
新クリッカー

上の写真のように旧クリッカーは、アルミ板のところを押すと「カチン」という音がし、新クリッカーは黄色いボタンを押すと「カチン」と鳴ります。その音が褒めのサインとなります。
行動する瞬間に単音を発するので非常にわかりやすく、誰が行っても変わることがないので印象付けがしやすくなります。
また、「音=ご褒美」というように関連付けていくので愛犬が自ら考えて行動を起こすようになります。


★なぜ、クリッカーを使う必要があるのか?★

犬は、クリッカーを使わなくても飼い主さんから褒められたり、ご褒美をもらったりすることで、やって良いことと悪いことを学習していきます。ですが人間は、男性や女性、老人、子供によって声のトーンが異なるため、愛犬もそれぞれのトーンを聞き分けるのは困難になります。

例えば、声のトーンが低い男性は、愛犬を褒めていたとしても愛犬には伝わらず、逆に怒られたと思っているかもしれません。ですので、クリッカーを使うと飼い主さんが何を褒めたのか愛犬に明確に伝わることが出来るのです。


★どんな時にクリッカーを鳴らすの?★

愛犬が正しい行動をとった瞬間を見逃さずに、クッリカーをタイミング良く鳴らします。

例えば、所定のトイレの場所で排泄が上手くでき、飼い主さんは褒めたつもりなのに、実際ご褒美を与えたのはトイレの外だった。ということになってしまうと、愛犬はトイレで排泄に成功したことを褒められたのではなく、トイレから出て、飼い主さんの所に行った行為を褒めてくれたのだと思っているかもしれません。


★クリッカーを上手く使うポイント★
 
では、愛犬を褒めたい時、どのようにしてクリッカーを使えばいいのでしょうか?

・常にクリッカーを先に鳴らし、フードやおやつは後に与える。

愛犬が、正しい行動をとった瞬間を見逃さないでタイミング良くクリッカーを「カチン」と鳴らします。

クリッカーを鳴らした後は、フードや小さくこま切れにしたおやつなどを与えます。この時、多少フードやおやつを与えるタイミングがずれてしまっても、クリッカーが正しい行動をとった瞬間に鳴っていれば問題ありません。ただし、必ずフードやおやつを与えるようにしましょう。

・クリッカーは1回だけ鳴らす。

クリッカーを何度も鳴らしてしまうとどの音に意味があったのか、愛犬は理解出来なくなってしまいます。

・愛犬の気を引くためにクリッカーを鳴らさない。

愛犬を呼んだり、愛犬が関心をもっているものから気をそらそうとしてクリッカーを鳴らすと飼い主さんから離れている事や、物を探すという行動を強化してしまいます。

・トレーニング時間は短く

短い時間に集中してトレーニングするようにしましょう。トレーニングを長く行ってしまうと愛犬が飽きてしまい、クリッカートレーニングそのものが楽しいものではなくなってしまう可能性が出てしまいます。

・今まで出来ていた事が急にできなくなったら?

犬は、環境の変化で急に今までは出来ていたことが、出来なくなってしまうことがあります。
ですので、今まで出来ていた事が急に出来なくなっても、最初に教えた方法に戻して成功したらそこで終わらせるようしてあげましょう。失敗ばかりで終わってしまうと愛犬が自信を失ってしまいます。

・トレーニングは楽しく行ないましょう!

飼い主さんがトレーニングに対してイライラしてしまったら、すぐにトレーニングを終わりにしましょう。あくまでも、トレーニングは愛犬も飼い主さんも楽しく根気よく続けてこそ意味があります。


★クリッカートレーニングの方法★

おやつの袋からおやつを1つ出すのにガサガサと音がしますよね。そのうち、ガサガサ音が鳴ったら「おやつちょうだい! 」と愛犬が足元で待っていたりしませんか? クリッカートレーニングはこの方法を使うのと同じ原理になります。

1、まず、音に慣らす為にフードやおやつを撒きます。
愛犬がそのフードやおやつを口に入れた瞬間にクリッカーを鳴らします。この時、使用するおやつはグレードの低いおやつ(愛犬の好きなおやつランキングの下位のおやつ)を使用します。なぜグレードの低いおやつを使用するかと言うと、レベルアップして難しい事が出来た時に最高のご褒美をあげるようにして欲しいからです。そうして、おやつにもバリエーションをつけてあげるようにするとお勉強を楽しくやってくれます。
 
ですので、ここで使用する場合はいつも食べているフードを使うのがベストです。

2、愛犬がクリッカーの音に慣れてきたら、色んな事に挑戦させてみてください。

「オスワリ」や「フセ」などの指示をして、上手に出来たらクリッカーを1回鳴らします。その1〜2秒後にフードまたはおやつをあげてください。

音に慣れれば徐々にレベルアップすることも出来るかもしれません。ですが、失敗したら必ず一つ前に出来た事をやらせ、成功した状態でトレーニングを終わりにするようにしましょう。

万が一、愛犬がクリッカーの音を恐がった場合は、ポケットにクリッカーを入れてポケットの中で「カチン」と何回か鳴らしてみましょう。

そして、徐々に音に慣れてきたらご褒美を手に取りクリッカーをポケットからだして、「カチン」と鳴らして1〜2秒後にそのご褒美を飼い主さんの手から与えます。
これを何回か行なうと愛犬は、「カチン」=「褒められた」と認識できます。


飼い主さんの声で褒めることでも、飼い主さんの気持ちは愛犬へ伝わることでしょう。しかし、より確実に飼い主さんの気持ちを愛犬に伝えるための道具として、クリッカーを使用すると「カチン」=「褒められた」という認識が愛犬にとってしやすくなると思います。
褒めたいタイミングをずらさないで、愛犬とのコミュニケーションを上手にとれるといいですね!

キーワード

クリッカー しつけ しつけ道具