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2月のColumn ★ワンコの正しいしかり方★

ワンちゃんと共に生活するという事は、楽しいことばかりではありません。時にはイタズラが過ぎたり、飼い主さんの言う事を全く聞かない事もあります。
そのような時、『正しくしかってあげ、ダメなことはダメ』と認識させてあげる事が必要です。



▲▽しかる時の掛け声▲▽

しかる際は、ワンちゃんの名前を呼ばず「だめ!」「いけない!」などの言葉を、状況に応じて軽い口調から激しい口調まで使い分けます。名前を呼んでしかってしまうと、ワンちゃんが『名前を呼ばれるとしかられる。』と思い込んでしまい、名前を呼んでも来なくなってしまう可能性があります。
しかる時のポイントは、いけない事をしている時かその直後(3秒以内)に目を見てししかる事です。メリハリをつける事も必要ですね。
ワンちゃんが望ましくない行動をしたときは、中途半端にやさしい声で「ダメ」といっても、しかられていることが理解できません。大声で怒鳴りつける必要はありませんが、冷静にきっぱりと「ダメ」と言いましょう。これを繰り返すことで「ダメ」「いけない」などの言葉が罰ということを理解させます。言葉に従ったらたっぷり褒めてあげましょう。
また、敏感なワンちゃんに怒鳴り散らしてしまっては逆効果になります。怒りを込めた厳しい口調や表情は、ワンちゃんを萎縮させすぎたり、反抗的にさせてしまうことがありますので気をつけましょう。


▲▽服従姿勢でしつける▲▽

ワンちゃんを仰向けにさせたり、口を持って押さえつける、首筋をつかむなど、嫌がることを行い我慢させる訓練をします。
ワンちゃんがおなかを見せるのは「服従のポーズ」ですが、それはあくまでも自分からおなかを見せる場合です。嫌がっているのに無理やり仰向けにしても意味がありません。  このしかり方で非常に怖がるワンちゃんもいます。
怖がったワンちゃんは自分の身を守る為に仕方なく飼い主さんを咬むこともあります。信頼関係を壊さない程度でしかりましょう。


▲▽無視してしつける▲▽

自分の要求を実行してもらうために過剰な行動を取る場合は、「無視」をします。
食事や遊びを飛びついたり、吠えたりすることで催促する。などの問題行動を直そうとするときの一番大切な方法です。大好きな飼い主さんから無視されるのは、ワンちゃんにとってはつらいことです。
食事や散歩をせがんで吠える、かまってほしくて飛びつくなど、飼い主さんに何かを要求しているときは、無視することが有効です。このとき、声をかけることも目を合わせることもせずに、徹底的に無視をします。無視を始めると一時的にその動作がひどくなることがありますが、吠えたり飛びついたりしてもかまってくれないということがわかれば、しつこくするのをあきらめます。
この方法は徹底して行うことがポイントで、飼い主さんの根気が必要です。


▲▽天罰をあたえる▲▽

声でしかってもあまり効果がないときは、缶を投げたり(ぶつけてはいけません。)コップに水をいれてかけるなど、害のない不快さや驚きを与えます。水鉄砲を使用するのもいいでしょう。やってほしくない行動を中断させるときに効果的です。
飼い主さんがしているとは絶対に気づかれないようにしてください。気づかれないことで、飼い主さんの指示に従わなかったから不快なことが起こった、とワンちゃんが考えるようにするのです。飼い主さんと罰を結び付けられないので信頼関係に亀裂がはいることはありません。
飼い主さんがやっていることがわかってしまうと、避けたり隠れてするようになるので注意が必要です。


▲▽隔離する▲▽

いけないことをした時、ワンちゃんを数分間独りぼっちにします。群れで生活するワンちゃんにとって独り放置されるのは非常につらいことです。
部屋であればワンちゃんを残し家族全員がその部屋を退室し、数分たったら静かになだめてあげます。

▲▽しかる事と体罰の違い▲▽

絶対に体罰(殴る・蹴る)をしてはいけません。「体罰も愛情を持って使えば大丈夫」なんて言葉を聞きますが、痛みや恐怖の中で、人から受けた罰を愛情とくみ取れることはありません。体罰を含め、ワンちゃんが恐怖を覚えたり、危害が及ぶような行為からは、信頼感は生まれません。
しかし、ワンちゃんが本気で噛もうとしたり、歯向かった場合は平手で横面を打ちます。これは痛みを与える為ではなく、驚かせひるませる為です。こうすることでワンちゃんは飼い主さんの偉大さを知ります。ワンちゃんが人間を認めるのは暴力ではなく力の大きさを見せつけられた時なのです。
しかった後、ワンちゃんが静まったら褒めてあげる事が重要です。


▲▽やってはいけないしかり方▲▽

・時間が経ってからしかる
・餌を与えない
・散歩に連れて行かない


これは、ワンちゃんにとって理解できる行為ではなく、虐待にしかなりませんのでやってはいけません。


効果的なしかり方は、必要かつ十分な強さでなければなりませんが、それはワンちゃんの性格によって異なります。強すぎれば恐怖心を与え、弱すぎれば効果がありません。しかるということは、とても難しいのです。
また、しかることでその場の行動をやめさせることができたとしても、それだけでは不十分です。ワンちゃんは、今度しかられた場所でどうすればいいのかを学んでいないからです。また同じことを繰り返してしまうでしょう。
しかる時は、そのあと必ず同じ場所で、次はどうすればよいのかをきちんと教えてあげることが必要です。

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