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健康相談室

【愛犬・愛猫の健康相談室】 現役獣医師に寄せられた質問Q&A

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Q.飼主様:
先生、こんにちわ。
僕はポンタと言います。
3歳2ヶ月のシーズー犬の男の子です。
この前は僕の母さんの質問に答えてくれて、どうもありがとうございました。
吐き気はやっぱり空腹だったせいみたいです。あれからは吐いたりはしていません。

今日は僕がまだ小さいときからの悩みを聞いてもらおうかと思ってメールしました。

僕はたまに「ひきつけ」を起こしてしまいます。
「てんかん」というのかな・・・?
突然ヨロヨロとしだし、次第に四足が硬直して震えだします。
視点もあっていません。時間にすると30秒くらいです。
まだ小さいときは頻繁でした。
そのころお医者さんに相談してみたところ「赤ちゃんの頃はまだ頭蓋骨が定まっておらず、そういった症状が出るばあいもある」ということでした。
1歳を過ぎた頃から「ひきつけ」も無くなって・・・とほっとしていたのですが、それでも半年に1度くらいなるのです。
実は昨日もなってしまったのです・・・。
でも治まれば、何事もなかったようにぴんぴんしています。お母さんが帰ってきては、大喜びでひと暴れ。
夕飯だってペロリ!昨日はラムチョップも1本食べたんだ。
これが僕の大好物なのです。

この前に「ひきつけ」たのは半年前くらい、ちょうど少し温かくなりかけた季節だったなあ・・・。
その度にお母さん・お父さん・祖母ちゃんがものすごく心配そうにしています。

僕はどうしたらいいのでしょうか?



A.先生:

ポンタくんこんにちは!メールで相談してくれてどうもありがとう。
まだ顔も知らないポンタくんだけれども、こうやって再度相談してくれたこと、先生はとてもうれしいです。
先日の吐き気はおさまってよかったですね。きっとポンタくんにとって、空腹は禁物なんですね。
これから先も同じことが繰り返されないように、お母さんたちにちゃんとお腹が空いたことをアピールしてネ。あ!でもおやつの食べすぎは体重は太るし栄養は偏ってしまうし胃腸炎が起こしやすくなるので、「お腹空いたよ〜、”ドッグフード”ちょうだい!”」と言ってくださいね!

さて、メールを読ませてもらいましたがポンタくんはそのような病気を持っていたんですね。
”てんかん”というのは病気の原因がまだはっきり解明されていなくて、治療としては抗てんかん薬を飲ませるくらいしかありません。
なので、先生たちも、どうしてそうなってしまうのかをお母さんたちに説明しづらい部分があるちょっとむずかしい病気なんです。
とくにポンタくんの場合は何回も起こるわけじゃなくて半年に一度くらいなのであれば毎日抗てんかん薬を飲ませるのもどうかと思うし・・・。

てんかんは神経系の病気なので、興奮しすぎたり、ストレスがたまったり、日常とは何か違うことをした事が引き金となって起こる場合もあるので、もしかしてひきつけが起こる直前にそんな事がなかったかな?
みんなで家族会議をしてそのあたりに起こったことをちょっと思い出してみてください!もしそれで「あ、そういえばあんなことあったよね」みたいなことがあれば、もしかしたらそれがひきつけを起こした原因につながるものかもしれません。・・・ということになれば、今後そういう状況にならないようお母さんたちが注意することも出来ますよね!

この先のことも考えて、もし心配であれば大学病院や大きな動物病院ではお母さんたちと同じようにCTとかMRIとか、脳波の異常を見つける検査を受ける事が出来るんですよ。初めてのことでドキドキだと思うけれど、しっかり調べてもらうためにポンタくんも一度検査をしてみるっていう手段もあります。

そうそう、ひきつけになっている最中は舌を噛まないように気をつけて!あと、どこか角にぶつかったりすると二次的にケガをしちゃうのでぶつからないように気をつけて!・・・と言ってもひきつけを起こすときは、きっとポンタくん自身意識がないと思うので、お母さんたちに「注意して見ていてね」って言っておいてくださいネ。

もしまた何か不安な事があったら遠慮なく相談してください。
お母さんたちと毎日元気に楽しく過ごしてくださいネ。



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