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ワンコの乗り物酔いについて【飼い方】

ワンコの乗り物酔いを考えよう。乗り物酔いはどうして起きる?その時々に応じた薬と生薬の使い分けなど。運転技術も改善した法が良い?!!


★【犬の乗り物酔いとは?】★

犬の乗り物酔いは人間と同じように心理的な影響も関与していると言われています。過去に車に乗って嘔吐したことがある犬は「車に乗る=吐いて気持ち悪い思いをする」という方程式が成立して乗車拒否をすることがあります。また、無理矢理乗せようとする飼い主さんと格闘した経験があると、恐怖を感じ乗車を拒否することもあります。重症であれば単に停車中の車に犬を乗車させるだけでも乗り物酔いの前兆である唾液分泌が引き起こされます。

犬が車に乗せられる場合、楽しみである「遠足」の確率は低く、高確率で動物病院に連れていかれ、注射を打たれた苦い記憶にリンクすることも車酔いを助長させることになります。スピード違反で捕まった前歴のあるドライバーが制限速度で走行していてもパトカーが後ろに付いたとたん「パトカー=罰金」という方程式が成立し、必要以上に減速する心理現象に似ているかもしれません。犬や猫の乗り物酔いの最初の症状は“めまい”と“よだれ(唾液分泌)”に始まり、吐き気や下痢へ発展します。


★【乗り物酔い対策とは?】★

小さな頃から色々な乗り物に乗り慣れていると、乗り物酔いになりにくいという事実は人も動物も同じです。乗り物に慣れさせる方法をご紹介しましょう。
まず犬を停車中の車に乗せ、車内で座ったり歩き回らせたりして、約10分後に車から出してください。これを1日2回を3〜4週間継続してみます。犬が車は危険ではないと認識し、自ら車に乗るようになればファーストステップ完了です。次のステップとしては短時間のドライブに連れていくことです。
しかし、よだれなどの症状が出る前に停車させて、すぐに10分程犬と遊び、犬がリラックスした時点で再び犬を乗車させます。これを数日継続して、ドライブの距離を徐々に長くしていきます。


★【それでも改善されない場合は?】★

これらの戦略でも改善しない場合は、犬でも「セルフメディケーション」が効果的な場合があります。OTC薬(一般医薬品)として薬局で入手可能な人用の酔い止め薬の主成分は抗ヒスタミン薬や副交感神経遮断薬です。抗ヒスタミン薬は胃を落ち着かせ、脳から放出されるヒスタミンの刺激によっておこる嘔吐を抑える働きがあります。副交感神経遮断薬(臭化水素酸スコポラミン)は自律神経の興奮を安定させる働きがあります。

これらの成分は犬でも補助的な効果がある場合があり、動物病院でも処方することはありますが、個体差があることを覚えておく必要があります。
また、動物をおとなしくさせることを目的とした薬(睡眠薬や鎮静剤)もありますが、動物によっては効果が強く出る可能性や逆に過剰に興奮するリスクがあります。例えば犬が飛行機に搭乗する場合、通常客室内への持ち込みは認められておらず、専用ケージ(航空会社によってはバリケンネルなど持ち込みも可)に入れて動物専用の貨物室に入れられます。
したがって、このような状況では直接監視が出来ないため副作用に気付かれないため、安易な薬の投与はおすすめできません。メディケーションは獣医師としっかり相談して判断しましょう。


★【まだまだある民間療法】★

「犬の乗り物酔い」に対する民間療法として注目されているのが「ジンジャー(生姜)」です。乗り物酔い、二日酔い、つわりなどの吐き気は、セロトニンという神経伝達物質が胃腸の筋肉を必要以上に収縮させることが原因で起こります。ジンゲロール(生姜の辛味成分)には抗セロトニン作用があり、吐き気を軽減することができます。

熱乾性ハーブのジンジャーは「万能薬」として有名で、ジンジャーのかけらを噛むとどんな薬よりも乗り物酔いに効くと言われています。中国人の船乗りも昔から船酔い予防にショウガの根を噛んでいたといいます。ジンジャーは風邪の民間療法として「おばあちゃんの知恵袋」に記載されるだけでなく、冷え症や血行促進、さらに消化を良くする働きもあります。

さらにペパーミントはうつ状態をやわらげる効果や神経を鎮めてくれる効果だけではなく、人の酔い止めとしての効果も認められています。犬でもペパーミントは乗り物酔いだけでなく細菌を攻撃したり、腹痛に対する薬効も証明されています。湿らせたティッシュに、ペパーミントを2〜3滴たらして、ビニール袋に入れて、車酔いしそうなときには袋の中を嗅がせると良いかもしれません。ペットだけではなくあなた自身も実践する価値はあります。


★【乗り物酔い戦略のまとめ】★

1、車に慣れさせる。(子犬の時期から止まっている車に乗せて、臭いや空間に慣れさせる)

2、車内の臭いを注意する。(動物は芳香剤やタバコの臭いに敏感です)

3、犬の胃袋にフードが入っていると乗り物酔いを助長する可能性があるので、出発前には食事を与えない。

4、「車に乗る=楽しい」を覚えこませる。

5、ジンジャーアタック! スライスした生姜にお湯をかけ、少量の蜂蜜を加え、冷やして犬に飲ませると効果があるかもしれません。

6、あなたのドライビングテクニックを上達させる
(急発進・急ブレーキの中止、スローイン・ファーストアウトなど)

乗り物酔いを正しく認識し、正しく対応策をとって愛犬とのドライビングを楽しみましょう。



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