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飼い方

肛門腺絞れますか?【飼い方】

犬も猫も肛門の左右斜め下に「肛門腺」という分泌腺を持っています。肛門腺に関わる病気や手入れの仕方についてお話します。


★肛門腺とは…?★

ワンちゃんネコちゃんには肛門腺といって、臭いのする液状の分泌物が入った袋がお尻の部分にあります。肛門周囲の皮膚が赤くなっていたり、お尻を地面にこするような行動をとったりする場合は、大部分がこの肛門腺が影響しています。
肛門線は、お尻の穴の左右に合計2つあります。肛門腺からの分泌物は1頭1頭ニオイが違い、形状も水みたいなものからドロッとしたものまでさまざまです。ですが、個性のようなものなので、他の子と違うからといって特に病気であるという訳ではありません。
普段は仲間同士の挨拶(お尻の匂いを嗅ぎ合う)や、性的な匂いの主張の為に排出しますが、怖いときや興奮したときにこの肛門腺が収縮して中の分泌物が出てきてしまう場合があります。


★肛門線の病気★

大型犬の中には、自分で肛門腺を排泄することが出来る子もいます。小型犬や中型犬などは、肛門腺を絞り出して排泄する力を持っていないので、ヒトが絞り出してあげなければいけません。
肛門腺を絞らずに放っておくと化膿したり炎症をおこしたり、ひどい時には破裂してしまうこともあります。飼っているワンちゃんネコちゃんの健康のためにも充分に絞り出してあげる必要があります。
このように肛門腺のお手入れは重要です。肛門腺のお手入れについてしっかり勉強しておきましょう。


★予防の為のお手入れ★

ワンちゃんがお尻を床にひきずるようにしている姿を見た事はありませんか?お尻をひきずったり、お尻を気にして舐めるような仕草をした時は、肛門腺に分泌物がたまっている合図です。そのようなときは肛門腺を絞ってあげましょう。
ワンちゃんによっては、分泌物がたまりやすい子もいるし、あまりたまらない子もいますが、絞る目安としては1ヶ月に1回程度が良いでしょう。


★肛門腺の絞り方★

@尾を片方の手で持ち上げて、ティッシュペーパーやトイレットペーパーを挟んだもう片方の手の指で肛門の斜め下部分(時計で例えると、4時と8時にあたる所)を押さえます。
A押さえた所を下から上に押し上げるような感じで絞り出すと、肛門から臭いのある分泌物がでてきます。
B絞り終わった後は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどできれいにふいてあげます。


※臭いが強いので周りに飛び散らないように注意して下さい。
※シャンプーの前に絞り出すと、そのまま洗い流してしまう事が出来ます。 ※お尻を触られるのを嫌がって咬みついたり引っかいたりする子もいるので十分に気をつけましょう。

初めて絞る時は上手にできないかもしれませんが、何度も練習して慣れてしまえば簡単に出来るようになります。
また、肥満気味な子は、絞りにくいこともあるので、もし飼い主さんがうまくできなければ、獣医師さん、トリマーさんにコツを教えてもうのが良いかもしれません。
また、中には肛門腺が固くなってしまい、絞り出せない子もいます。無理して力を入れすぎると、痛がったり出血したりする場合がありますので、そんな場合も獣医さんに相談しましょう。


いつもと違う些細な仕草をチェックする事が病気の予防につながる事があります。
ワンちゃんネコちゃんの為にも、飼い主として必要最低限の知識を身に付け、快適な暮らしが出来るように心がけましょう。


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