獣医師セレクトアイテム専門ショップ ペットクリニックセクレトショップ
獣医師や看護師が贈る
ペットコラム

いつでも愛犬愛猫が元気にいてほしいからここからコラム「ペットライフ」をお届けします

病気と予防 全部の記事を読む
ペットライフ 全部の記事を読む
ペットクリニックHOME » ペットライフ » 一覧 » 犬に野菜は必要なの?【栄養学】

栄養学

犬に野菜は必要なの?【栄養学】

現在、様々な種類のドッグフードがある中で、野菜を含むドッグフードも多く見られるようになってきました。犬の祖先であるオオカミも、草食動物などを餌にすることで肉と同時に穀物や野菜を胃内容物や組織などから摂取していたと言われていることから、犬も人間と同じ雑食動物といえます。

今回は、犬には野菜が必要なのかをテーマにお話したいと思います。


★犬の必要栄養素とは?★

犬の必要栄養素は、蛋白質・脂肪・炭水化物・ミネラル・ビタミンの5大栄養素がバランスよく供給されるのが理想です。しかし蛋白質が非常に多くドライフードで30%を超えるものもあり、高蛋白(過剰蛋白)のフードを与え続けると、肥満となることがあります。肥満は万病のもとで、肝臓、腎臓、被毛焼け、糖尿病等の原因にもなるので注意しましょう。


★野菜に含まれる成分について知ろう!★

野菜に含まれる成分は主に以下の3つとなります。

・ビタミン
ビタミンは、炭水化物・蛋白質・脂肪が体内で血や肉になったり、エネルギーになるときに、その働きをスムーズにする「潤滑油」のような役割をします。
必要量は微量ですが、健康な生活を送るために欠かすことのできない重要な栄養素で、各種ビタミンをバランスよく体内に摂り入れることが大切です。

・ミネラル
必要量は微量ですが、体を構成する材料そのものであり、体のバランスを調整して機能を保つためにも欠くことのできない栄養素です。体内で合成することができないので、食事などからしっかり摂取する必要があります。
体内で、ある1種類のミネラルの量が過剰になると、他のミネラルと結合してそのミネラルの吸収を妨げ、結果として吸収を妨げられたミネラルが欠乏することになるので、特定のものだけを摂りすぎたり、特定のものが不足しないように、他のミネラルとのバランスをとることが大切です。

・食物繊維
野菜や穀類・豆類などに含まれる「不溶性食物繊維」と、海藻や果物などに含まれる「水溶性食物繊維」の2つに分けられ不溶性食物繊維には大腸を刺激して便通を整え、便秘を防ぐ整腸効果があります。また、水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を活性化し、コレステロールなどが過剰に吸収されることを防ぎます。

犬にとっても、適量の食物繊維は便秘や下痢の予防効果があります。高齢になると、胃腸の機能も低下するため、食物繊維を与えることで、胃腸の調子を整えることができます。また、最近では食物繊維は犬の腸管の健康に役立っていることが分かりました。


★中毒をおこしてしまう野菜もあるの?★

野菜には与えることで中毒を起こしてしまうものもあるので、きちんと把握した上で野菜を与えるようにしましょう。

与えてはいけない野菜はユリ科の野菜
ネギ、ニラ、にんにく、たまねぎ、アスパラガス、らっきょうなどです。

食物繊維は消化されないので、大腸内で「うんち」の量を増やすので、腸壁を刺激して便秘を予防することができます。また、消化されないので、胃の中での「停車時間」が長くなり、腹持ちもよくなります。

そのため栄養バランスを崩すほど与えてはいけませんが、おやつ代わりなどに上手に与えることでダイエット効果にもつながります。


★おわりに★##end

犬に野菜をあげる必要性をお分かりいただけましたか?

犬も人間と同様、バランスよく栄養摂取することが大切です。
好き嫌いをするワンちゃんもいるかもしれませんが、飼い主さんならではの工夫をして
ワンちゃんがお肉ばかりではなく、バランスの良い食生活が送れるようトライしてみましょう!

キーワード

プリモ ペットクリニック えさ ごはん 栄養 栄養学 栄養素 ペット 犬  イヌ