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超音波検査(エコー検査)について [検査]

超音波検査って聞いたことはあるけれど、何してるの?レントゲン検査と何が違うのかな?飼い主さんの不安はペットに伝わります。正しい知識を得て安心して上手に検査を利用しよう!


★どんなとき超音波検査をするの?★

主に心臓と腹部の検査に使われます。

心臓の検査では、レントゲンでは心臓の形や大きさの違いくらいしか分からなかったのが、超音波検査では心臓の断面積・容積の変化など、心臓の内部の様子がよく観察できるようになります。

また、腹部の検査では、内部にあるコブの形や内部構造を確認するときに使われます。その他にもレントゲンでは判断しにくい各臓器の内部構造(癌・肝硬変など)や早期の妊婦胎児診断(胎児の生存の有無)などに使われます。


★超音波検査の特徴は?★

・ 検査に痛みを伴いません。
・ 色々な角度(方向)から臓器が観察でき、動きも確認できます。
・ 精密検査にも使われ、検査結果がその場で分かります。
・ 麻酔をかけずに診察が行えるので、負担がかかりません。


★超音波検査で見えるものと見えないものがあるの?★
 
超音波検査はとても広い範囲まで見ることができますが、その中でも見えやすい場所と見えにくい場所があります。

見えやすいものとして、レントゲン検査で見ることが困難な臓器の内部(肝臓・腎臓・甲状腺・乳腺など)、体液または臓器や組織の存在位置を知ることができます。

見えたり見えなかったりするものとしては、膀胱・子宮・卵巣・前立腺・胃などがあり、大きさや内容物によって見え方が変わります。

見えにくいものとしては、骨と気体があります。骨は超音波をほとんど反射してしまうため、その骨に囲まれた脳や肺の病気は診断が難しくなります。胃や腸の中にガスがたまっている場合もその奥にある臓器は見えにくくなります。また、体の大きいコや太っているコはあまり深い所まで超音波が届かないため、見えにくくなります。


★実際に超音波検査をする時の準備と注意点★

【剃毛】
 プローブ(超音波検査で使用される探触子)の接触をよくするために、プローブを当てる皮膚の毛を剃ります。(飼い主さんの了解を得てから行います。)


【ゼリーの塗布】
 皮膚をぬるま湯で塗らした後に、皮膚とプローブの両方に超音波検査用のゼリーを塗ります。ゼリーは無害ですが、検査終了後はよくふき取るようにします。

【保定】
通常、横向きに寝かせた状態で検査を行います。動くと正しい位置にプローブをあてることが難しくなるため嫌がって暴れたり、怖がったりしないように声をかけてあげたり、ペットちゃんがリラックスして検査が行えるようにしてあげましょう。

★おわりに★

超音波検査は痛みを伴ったり負担をかけない検査ではありますが、ペットちゃんにとって普段と違う環境に置かれるのは、やはり不安なものです。飼い主さんが上手にサポートできるよう、上記の超音波検査の知識を役立ててくださいね。

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