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飼い方

冬の注意!! 〜火傷についての知識〜【飼い方】

冬はペットの寒いもの。思わず暖房器具に近寄りすぎて危険なことも・・。毛が焦げる!低温火傷!本当にあるんです!


★焦げる!?★

ストーブ、ファンヒーター、ハロゲンヒーターなど足元に置いて使う事が多く、すぐに暖かくなる暖房器具は、ペットのお気に入りとなる事も多いでしょう。スイッチを入れるとすぐに正面に陣取ってしまい、人間の所まで暖が届かないなんて事も少なくありません。
でも、このときに注意しなければならないのが「ペットが焦げる」事です。変な日本語に聞こえますが、笑い事ではありません。
一番の原因は、犬や猫がもって生まれたその素晴らしい毛皮にあります。皮膚を覆う被毛は、当然皮膚を守るためにあるのですから、暑い空気を適度に遮断して体に伝えます。その結果、近づきすぎている事に気付かずに、被毛を焦がしてしまうのです。
このように説明すると、長毛種ほど危険なように聞こえるのですが、この「焦げる」という現象は、不思議な事に短毛種にも起こります。パグやスムースダックスフンド、猫も例外ではありません。
「何だか臭いな」と思って周りを見たらウチの子が…なんてことも珍しくありません。
昔ながらのストーブに、幼児のやけど防止用の金網の柵などで囲いをしておくと、その柵にもたれて寝ていた犬や猫が、柵の網目のとおりに焦げ目を作って、まるで焼き魚のような模様になってしまうということもよくあります。
特に猫は「寒い」ことが嫌いな動物ですから、少しでも暖かい場所を確保しようと、できる限り暖房に近づきます。そして、被毛を焦がしてしまうのです。


★低温火傷★

エアコンやホットカーペット、電気毛布などは、ペットの被毛を焦がす心配はあまりありませんが、その代わり低温火傷の心配があります。
「弱」「自然」などに調節しておくと、とても快適な暖かさを維持してくれますが、寝返りも打たずに同じ姿勢で長時間過ごしてしまう事で、直接暖房が当たっている場所が、低温火傷を起こしてしまうのです。
これは、人間から一歩下がった場所でくつろぐことの多い中型犬から大型犬や、寝返りも打たないほど熟睡してしまう老犬に多く見られます。また、犬小屋にホットカーペットを敷いてもらった室外飼育の犬にも起こります。


★使い始めに注意★

スイッチを入れることの無い季節にも配慮が必要です。オフシーズンに部屋の片隅に置いてある暖房器具に乗ったり、寄りかかる癖がついていると大変です。スイッチを初めて入れる時には、必ずしばらく見張っているようにしましょう。ペットはそれが熱いとは知りませんので、近づきすぎて火傷してしまうことがあります。
特に猫は熱いストーブに飛び乗って、肉球がむけてしまう事もありますので、過剰なほどの注意が必要です。


★火傷をさせてしまったら★

火傷させないように注意していたのにさせてしまったらどうしましょう? とにかくすぐにかかりつけの動物病院で診察を受ける事が必須です。しかし、動物病院に到着するまでの時間があります。その間は、人間の火傷の場合と同様に、とにかく冷やしましょう。
ビニール袋に氷水を入れて患部に当てます。この時、直接当てると傷口を刺激して痛がるかも知れませんので、清潔なガーゼなどで傷口を覆ってから当てるようにしましょう。消毒薬や軟膏などは、効果を得られないばかりか逆効果になる恐れもありますのでお勧めできません。ペットが許してくれるのならば、冷たい流水で洗う事もできますが、こすってしまうと皮膚を傷めることになりますので注意が必要です。


★防寒対策★

就寝時や留守時など、ペットだけである程度の時間を過ごす時には、暖房を入れたままにしておかないようにしましょう。
でも、寒いのはかわいそうですよね。
こんな時に便利なのは、日本の伝統「湯たんぽ」です。徐々に冷めていきますので、冷え切って寒くなる前に新しいお湯を入れてあげることができるでしょうし、くっついたままでも低音火傷の心配はほとんどありません。
ペットボトルにお湯を入れて(飼主さんが火傷をしないように十分注意してください)タオルでくるむだけでも湯たんぽになります。もちろん「湯たんぽ」があれば言う事はありません。
そのどちらも使用できない場合には、暖房器具の「切りタイマー」を使用しましょう。3時間までなら、低温火傷の心配もつけっぱなしにしておくよりは少なくて済むでしょう。


十分な配慮で心身ともに「暖かい冬」を過ごしてください。

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