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栄養学

おやつの選び方と与え方【栄養学】

おやつはあくまでも「余計な食べ物」ですので、質の良い製品を選ぶように心がけましょう。量販されている大袋で安価な商品は、防腐剤や添加剤などを多く含み、カロリーも高いものです。濃い味付け、糖分、油分、ペットも生活習慣病に気をつけて!


★おやつとは…?★

基本的に人間と同じで、食事から十分な栄養を摂取できていれば、間食は必要ありません。間食が多くなることで食事の量が減ったり、栄養が偏ってしまったりしては、健康上良くないことはご承知のとおりです。
しかし、自分だけおやつを食べているのは気が引けますし、しつけの際のご褒美としておやつを与えることは効果的であるのも事実です。
嗜好性の高いおやつは、人間同様ワンちゃんも大好きです。「欲しがるから与える」のではなく、素材や内容と共に、与える量やタイミングに注意して、便利で健康に賢くおやつを取り入れましょう。


★パッケージをよく見て選びましょう★

基本的に人間の赤ちゃんの食べ物を選ぶ基準を参考にすると良いでしょう。
防腐剤や酸化防止剤などの添加物が入っていないことは大前提です。添加物を取り続けると、血液に異常が生じますので、パッケージの内容表示を必ず確認するようにしましょう。科学的に合成された肥料や農薬を使用しないオーガニック製品は安心して与えることができますね。
おやつはあくまでも「余計な食べ物」ですので、質の良い製品を選ぶように心がけましょう。量販されている大袋で安価な商品は、防腐剤や添加剤などを多く含み、カロリーも高いものです。
たくさん売れるように、濃い味付けになっていますので、良く食べるのは当然です。動物病院や、健康に気をつけた商品を扱っているお店で選ぶようにしましょう。


★ペットにも生活習慣病があるのです★

調味料としては塩分、糖分、油分です。人間と同じでこれらの取りすぎは糖尿病などの生活習慣病に繋がります。
特に人間のおやつ(チョコレート・ケーキ・おせんべいなど)は塩分・糖分が共に多く含まれているので、いくらせがまれても与えてはいけません。
また、チョコレートには「テオブロミン」という成分が含まれています。これは犬の心臓と中枢神経を刺激して「チョコレート中毒」を引き起こすことがあるので決して与えてはいけません。
肉や魚の質にも注意しましょう。ジャーキーなどを与えるときには、どんな肉、どこの部位を使用しているのかを確かめます。内臓部分は毒物の含有量が高くなるので避けましょう。添加物を使用していない保存があまり効かないもののほうが安全です。


★愛犬のリーダーとして★

犬の要求にただ従って与えれば健康を損なうだけでなく、信頼関係まで崩すことになります。人間社会の中で生活するためには、人間をリーダーだと思ってもらわなければなりません。
ただ愛犬の要求に従うだけではリーダーではなく、ペットの召使になっているのと同じです。
犬には、先払いという考え方はありません。
ですから、吠えている犬におやつを与える時、飼い主さんは「黙ってね」というお願いの先払いとしておやつを与えているつもりでも、犬は「吠えたご褒美」として受け取ってしまいます。
こうして、飼い主さんが愛犬をなおさら吠える犬にしつけていくのです。


★ご褒美としてのおやつの与え方★

ですから、おやつを与える時はどんな場合でも絶対に、たった今した行動に対する報酬である必要があります。
そして、質の良いおやつをほんの少し与えることで、「もっと欲しいからもっと良い子になる」と思わせるのです。号令をかける時におやつを見せてしまったり、毎回必ず与えたりしていると、おやつを与えなければ何もしてくれなくなってしまいますので、必ずおやつは見せずにしつけをして、ご褒美として与えるかどうかは飼い主さんが調整してください。
おやつでなく言葉で褒めたりなでてあげたりすることも、十分なご褒美になります。


★人間には人間のおやつ、犬には犬のおやつがある★

自分だけが食べていると物欲しそうな目で見つめる愛犬に負い目を感じてしまうのは仕方がありませんが、この時に自分のお皿からお裾分けしてしまうことは間違ってもしてはいけません。
同じ時間を過ごせれば愛犬は満足してくれますので、同じ食べ物を分ける必要はありません。
もしどうしても欲しがるようであれば、食卓の上に犬用のおやつを置いておき、さも自分のお皿からお裾分けしているように与えましょう。


★手作りおやつの注意点★

最近は市販のおやつに頼らず、飼い主さん自ら食事やおやつを手作りすることも増えているようです。では、おやつを手作りする際に気をつけるべきことは何でしょうか?

気をつけなければならないのは塩分と糖分と油分です。
ケーキやクッキーなど人間用のレシピは、ワンちゃんにとって塩分も糖分も多すぎます。レシピは人間用のものではなく、ワンちゃん専用のものを参考にしましょう。最近は獣医師が監修したレシピ本や手作りおやつを販売するお店のレシピ本も出版されています。


見た目のかわいさや流行、値段に踊らされることなく、飼い主として確かな目でおやつを厳選し、健康としつけに留意して適量を与えることが重要です。正しい知識をもって、賢くおやつを利用してください。飼い主さんが賢くなれば、愛犬も賢くなってくれますよ。

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