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栄養学

その子に合ったフード 〜質と量を考える〜【栄養学】

年齢、体重、体格などからペットに与える適切な食事内容を考えよう。ライフステージによって必要なカロリーや栄養素が異なってきます。


★年齢や体重を知る★

動物医療の進歩に伴い、愛犬や愛猫の寿命はこの10年で2倍ほど延びているといえます。年齢が延びているということは、体が必要とするカロリーや栄養素なども変化していくということです。犬や猫もライフステージや体重に応じて食事を変えていく必要があります。まずは愛犬や愛猫が、いま何歳で、体重がどのくらいなのかを知りましょう。


★質の良い総合栄養食がおすすめ★

犬でも猫でも一般的に缶詰や半生タイプのフードよりドライフードをお勧めします。なぜなら缶詰や半生タイプはドライフードに比べて塩分や糖分が多く、粘着性が高いので歯周病によりなり易いと言われているからです。またドライフードでも缶詰でも歯石は付きますが、歯石が出来るスピードが缶詰の方がより速くなると言われているからです。
缶詰は水分量(通常80〜85%)がドライフード(通常10%以下)より多いため、特に大量のフードを消費する大型犬の飼い主さんにとっては缶詰を購入して運ぶことも大変になります。何よりドライフードの方が缶詰より経済的で、開封後の管理においても飼い主さんにとっては楽かも知れません。
缶詰しか食べない場合は、初めのうちはドライフードをふやかすなどして食感を缶詰に近づけ、徐々にふやかし方を少なくしていく事で、ドライフードに切り替えることも可能です。しかし腎疾患や泌尿器疾患を抱えている場合は適切な水分を摂取するために缶詰や半生タイプのフードが理想的となる場合もあります。


★年齢と体格に合ったフードを選びましょう★

哺乳期・離乳期
生後0〜30日頃までの母乳を飲んでいる時期を哺乳期と呼びます。
子犬や子猫は「食べて、寝る」という生活をします。必要な栄養素は母親の母乳から取り入れますが、母親の母乳が十分出なかったり、兄弟が多くて十分な母乳を飲むことができなかった場合は、犬・猫それぞれの栄養量を満たす代用乳を与えます。

離乳期には、成長期用のごはんをミルクで柔らかくふやかすか、専用のごはんを与えるようにします。

成長期
生後12ヶ月までは成長期用のフードになります。その食事にはグロース、パピー、キトンなどの名前がついています。体が成長する為に必要な蛋白質と脂肪、ミネラルを多く含み、消化が良いように繊維質や粗灰分は少なめになっています。しっかりとした骨と丈夫な筋肉を作る為に適した栄養のバランスになっています。消化機能はまだ未熟で胃も小さいため、一度にたくさんの量が食べられません。生後半年頃までは食事を3〜4回に分けて少しずつ与えましょう。

維持期
猫や小・中型犬では1〜7歳くらいまでを、大型犬では2〜6歳くらいまでの時期を維持期と呼びます。1歳を過ぎたら成犬または成猫用食となります。その食事には、アダルト、メンテナンスなどの名前がついています。一生の半分はこの時期となるため、大切な食生活となります。バランスのとれた良質な食事を取ることが健康に大きくつながります。

高齢期
個体差がありますので高齢期の年齢は一概には言えませんが、維持期を過ぎると高齢期になります。フードでは高齢期に適切な栄養成分が入った「高齢用」「シニア」などと書かれたものを与えるようにしましょう。
犬も猫も高齢になると運動量が減り、老化とともに身体機能が衰えてきます。よって基礎代謝が低下するのに伴い、必要なエネルギー量も20%ほど低下します。高齢期に合った栄養バランスを考えて、タンパク質や脂肪分を控える代わりに、低カロリーで胃腸に負担がかからず消化吸収のいいフードに替えていきましょう。


★本当に一日一回の食事でも良いの?★

維持期では、食事の回数は1日1回の食事でも1日に必要なエネルギー量を消化吸収できる能力があると言えます。
しかし、一度に大量のフードを摂取すると胃腸への負担も大きくなり、また吸収が激しくなるため太りやすくなります。さらに、胃の空腹時間が長くなるため胃液や胆汁をもどしやすくもなるので、基本的には1日2回に分けて与えるのがいいでしょう。


犬や猫のライフステージによって、必要なカロリーや栄養は違ってきます。今の年齢や体重にあった食事内容を選び、健康に過ごしましょう。

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