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しつけ・行動・マナー

「おすわり」「ふせ」「まて」のトレーニング【しつけ・行動・マナー 】

基本のしつけ「おすわり」「待て」「伏せ」の上手な教え方。っとその前に・・犬をしつけるにはベースになる感情も大事。しつけを考える上で重要なポイントとは何でしょう?


★飼い主さんも、しつけ方を学びましょう★

犬はもともと高い学習能力や順応性を持っているので、飼い主さんのしつけ方により犬の行動も驚くほど変わってきます。つまり、しつけは愛犬と飼い主さんとの共同作業であるため、しつけを教える飼い主さん本人も、しつけ方を学ぶ必要があるのです。

《信頼関係を築こう》
しつけの基本は飼い主さんの指示に犬がきちんと従うようになることです。しかし、しつけのルールはあくまでも人間が決めたことです。その中には犬の本能に反するものもあります。飼い主さんが望んでいない行動でも、犬にとってはきちんとした理由があってやっていることもたくさんあるのです。
「犬がどんな気持ちで、なぜそういう行動をしているのか」を飼い主さんが理解することはとても大切です。犬の気持ちを考えながらしつけのトレーニングをすることで、それが愛犬とのコミュニケーションの時間となり、よりよい信頼関係を築くことができます。また、日頃からの愛犬とのスキンシップの時間をたっぷりととることでさらに信頼関係を深めることができるでしょう。
信頼関係を築くことができれば犬は飼い主さんをリーダーとして信頼し、服従するようになるのです。

《同じ言葉で!》
 例えば人間にとって「おすわり」と「すわって」は同じ行動を示す言葉ですが、その言葉を知らない犬にとってはまったく違う言葉であるため、バラバラの号令をかけると混乱してしまいます。よって、しつけの号令は同じ言葉に統一させましょう。

《ルールを決めよう》
家族でしつけを教える場合、「こうしたらほめる」「こうしたらダメ」などのルールを決めておきましょう。同じことをしているのにほめられる時とそうでない時があっては、犬はどうすればいいのかわからなくなってしまいます。犬に「例外」は通用しません。ルールを決めたら、家族全員で実行するようにしましょう。

《あせらず、あせらず》
犬の学習能力には個体差があります。他の犬と比べて焦ったり感情的になってしまうと、愛犬はそんな飼い主さんの気持ちを敏感に察知します。例え覚えが悪くても、他の犬と比べないようにしましょう。

《ほめ上手はしつけ上手》
経験によって学習する犬は、楽しいことは喜んで繰り返しますがイヤなことはなるべく避けたいと考えます。いやな思いばかりしていては犬は反発したり怖がったりするだけです。そのような場合、言うことを聞いたとしても「叱られるのがイヤ」だから、しぶしぶ従っているに過ぎません。
しつけで最も大切なのは「ほめること」です。飼い主さんがほめ上手になって犬をやる気にさせれば、しつけを成功させる近道になること間違いなしです。


★ 「おすわり」のトレーニング★

頭の上でオモチャや食べ物など、愛犬が好きなものを見せ、やや後ろへ動かします。すると見上げるような姿勢になるため、自然と床に腰を下ろします。
「おすわり」と言いながら誘導し、床にお尻がついた瞬間にたっぷりほめてご褒美を与えます。


★「ふせ」のトレーニング★

まず「おすわり」をさせ、犬の鼻先におやつなどをかざし、それを犬の前方の床まで移動させます。犬がつられて体を低くすれば、自然に「ふせ」の姿勢になります。胸を床につけたら、ほめてご褒美を与えます。
また、その方法ではなかなか伏せをしてくれない場合は低い場所をくぐらせて必然的に伏せの姿勢をとらせる方法もあります。例えば飼い主さんが床に座り、犬が伏せの状態で通れるくらいの高さに足を折り、おやつで誘導しながらその足の下をくぐらせます。
その後、「ふせ」と言いながら同じ動作を繰り返し、できたらご褒美を与えます。


★ 「まて」のトレーニング★

犬と並んで立ち、おすわりをさせて犬の気持ちを飼い主さんに引きつけます。次に犬の正面に立って「まて」と言いながら手のひらを犬の顔の前に向けます。
このとき、犬が動こうとしたらもう一度「まて」と言いながら手のひらを犬に向け、動きを止めます。じっとしていられたら、その後「よし」と声をかけて解放し、ほめてご褒美を与えます。それをごく短い時間から始め、待たせる時間を少しずつ延ばしていきます。


★ 日常生活に生かそう!★

「おすわり」、「ふせ」、「まて」を覚えたら、それでもうしつけは完了したと思う飼い主さんもいるようです。
しかし、本当に大切なのはきちんと覚えたこれらの行動を、日常生活の中でどのように活かしていくか、ということです。せっかく教えたのにその後活かされなければ、なんの意味もありません。また、そのしつけを日常生活に取り入れることによって、今後、飼い主さんへの服従や自制心を養っていくことにも役立つのです。
しつけ本来の目的は、ただ単に教えたことをできるようにさせるのではなく、犬が人間社会の中で快適に暮らしていくためのルールを教えることなのです。そのためには飼い主さんが主人=リーダーであることを犬に認識させ、服従させることが重要です。


人と犬が仲良く暮らすためにどちらか一方が我慢するのではなく、理解しあってお互いが気持ちよく暮らせるようになることが、理想の生活といえるでしょう。

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